「日記&雑感」カテゴリーアーカイブ

日記:2012-11-05

例によって例の如くTL上で発見。

[my_embed val="youtube:_Meo3Gg1QR0" caption="UFOロボ・グレンダイザー -RETURNS RELOADED-"]

最低でもこれくらいのレベルでやって貰えればストーリとかヘボくても、実写リメイクにも多少なりとも好意的な意見が持てるのですが…。まあ、もう既に世は「評価経済社会」に突入してしまったので。映画会社とか巨匠(笑)の看板があれば、人が呼べる時代は終ったのです。

にしても相変わらず、外人にグレンダイザー大人気だな。さすがはフランスの国民的アニメ(笑)。


習慣アニメ批評::続sao

だからパスワードは暗記出来ない様に8文字以上にしなさいと、あれほど言ったのに…。

それに須藤さん、ゲーム廃人のキリトさんを甘く見過ぎ。例え一生、植物人間状態になったとしても、狭い部屋の中で小便と糞まみれで死んだとしても。我らがキリトさんがたかだか“命の危険”程度のリスクでゲーム止める訳ないでしょ(笑)。やぱりDIOと同じで、幼少の頃からのキリトさんの爆発力を侮ったのが敗因ですな(笑)。

P.S.
20分で飯作成と風呂を完了させる妹は、完全にボトラー廃人(笑)!

習慣アニメ批評::ボンバーマン

デブ夫、ひっそり生きてて2フェースみたいになって、逆襲のレイプマンと化すのかと思ったら死んでたか…(笑)。

しかしコモドドラゴン?が棲息してるって事は、この島は…まあいいや(笑)。元から色んな設定とか目茶目茶だしな(笑)。でもあんなに沢山、オオトカゲが居るなら普通に狩りして燻製肉にでもした方が、敢えて危険な落下トランクを回収しに行くよりも安全確実な様な気がしないでも。


ゲーム日記::ポルポルの奇妙なタンデム

基本形は出来たけど。相変わらず最終4Rの開幕が難しい!他キャラと違って「仕込み」の都合上、絶対にCPUに触れたらダメなんで。

後、やぱり仕込みの都合上、対バニラ戦が激ムズ!余裕で1R目から0点死に出来るZE~(笑)!一応、バニラは4R全部妥協しても600は超えるけど、ココまで来たら逆に4R全部を完璧にやり抜けたい。

イギー、アブドゥル、見ててくれ!仇はかならずとるッ!!

日記:2012-11-02

ポルポルの秘密を完全に解明したった!

つ~か軽く流しただけで600万超えた(笑)!現行公式最終(笑)が440万なんで、余裕の150万更新(キリッ&どや顔

当時は全く法則性が分らず、結局は手を付けず終いになってたけど…。こうやって恐怖を乗り越えた今、改めてやってみると色々と分って面白いね。

つ~訳で現在、さらなる細かい点効率Upに向けて、鋭意邁進中。


習慣アニメ批評::トータル

明らかにこいつら、BETAを殲滅させる事が最終目的だって事忘れてるだろ(笑)。

習慣アニメ批評::戦車道

巷ではガルパンと言うらしいですね(笑)?

しかし今回も戦車戦が良かった!明らかにルールとか可笑しいとは思うけど、それを有無を言わさずねじ込む話の力があるね。特に最後の指揮車同士の零距離射撃対決は痺れた!

次回は遂に大戦の花形戦車、M4のお出ましか。個人的にはベトナム戦時代のノーズアートが描かれた仕様が好きだけど。

習慣アニメ批評::厨二

プロトコルコード(笑)。何かオラ、格好いいプロトコルコードに変えたくなってきたぞ!

習慣アニメ批評::ボンバーマン

サカモトさんのコンビニ弁当といい、スタンガンといい、ちょっと私物チェックが甘くない?ゲームバランスが崩れる(笑)。

日記:2012-10-30

チンポ障子の後釜は一応、オフィシャルで猪瀬にケテーイなのかな?そうなると一応、法律上はヤツも選挙活動らしき事をしないといけなくなるケド。その場合、一体全体どうするつもり何だろう??

政治屋家業の人たちは、選挙に当選する事を何よりの至上命題と考えて、そのためには何でもするし出来る。糞も食えれば、チンポもしゃぶれるんだけど。果たして猪瀬ってソレが出来るのかな?台本ありきの朝までナマTVとは訳が違う。完全に不特定多数の選挙愚民を相手にしなきゃならんのだから、嘘でも何でも人前で土下座して嘘泣きして「皆様のお力で、このイノセをどうか男にしてやってください~ッ!!」って絶叫出来るのかな(笑)?

いつものあのスカした上から目線口調で演説でもしようもんなら、開始5秒で酔っぱらいがカップ酒の空き瓶投げ付けて来るのが選挙だからね。コレっぽちも理論や理性が通じないのが日本の選挙、ひたすら感情オンリーのしかも明らかにインテリには我慢ならない、ドン臭い泥水のような感情論を正しいモノとして語れないと、票は全く取れない。

以前、TVタックルでお馴染みフェミマーの田嶋陽子女史が参議院選に出た時も。やっぱり理論で選挙活動しようとして、前半戦は全く選挙愚民に見向きもされなくて。普段のTV知名度が全く通用しない世界にビビりまくって、控えの車の中で泣いていたシーンが。後日、放送されてたけど。まああんな感じになるのが目に見える。

うん、そう考えると少しだけ面白いかな(笑)?


習慣アニメ批評::続SAO

さすがキリトさん!どんなゲームでも俺tueee!が出来る!そこにシビれるアコがれるゥ~!!

つ~か須藤さん、いちいちモザイク掛けるくらいなら最初から、第三者に視認出来る様なロックシステムにするなよ(笑)!でもその辺の敢えて抜けた感じが、須藤さんの優しさなんですね。分ります。

習慣アニメ批評::草野球バスターズ

分った。このアニメの舞台は大規模養護学校なんだな!

何か巷で大騒ぎするほど面白く感じないな。ロボコンと同じレベルくらい(笑)。

習慣アニメ批評::ボンバーマン

何か最近、ミユチー大活躍だな。オッサンに引き続きなかなか良いキャラ。

しかし幾ら親父が日頃からDVだったとしても、昨日までの我が子ならいざ知らず。3人?もバラした息子相手に、いくら何でも全くビビらないのはちょっと変じゃね?そこら辺の描写が少し甘いというか、原作では何かあるのかな?

でも坂本さん、一見優しいそうで。あんなジャングルに少年1人ぼっちで、しかもスニッカーズ1個で放置プレイとか児童虐待にもほどがある!殺るんなら殺る、助けるんなら助けるでハッキリしないところがDTNTらしいケド(笑)。

ソナー相殺は、これが衆人環視の国際大会とかだったら「Let's GO! SAKAMOTO!!!」とかなるシーンなんだろうか(笑)??

P.S.
堀川悟郎か平松伸二の漫画並みに、顔で善悪が1発判断出来る良いアニメ(笑)。

習慣アニメ批評::ロボコン

何かなかなか面白くなって来ないな(笑)。

コンビニ姐さんの装身具とか、ヒロインの持病とか、色々とネタは振ってるんだけど…。何かこう、逆にあから様過ぎるって言うか、一般ドラマ映画ならいざ知らず、ヲタ向けのアニメなんだから、ネタ振りはパッと見でそれと分らないくらい自然にやって置いて、その時が来た瞬間にアハ体験(笑)が起きる様にして置かないと。

それに主人公が80年代みたく無駄に無気力アピールし過ぎるのも鼻につくって言うか。一言で言えば前回の鳳凰院凶真みたいな、視てる人を引き付ける人間的魅力(カ・リ・ス・マ!)が全く無い事が一番の問題かな?むしろヒロインの方をどちらかと言うとウザキャラか無気力(非協力)キャラにして、主人公は引くくらいの熱血漢キャラの方が、後々色んな設定(病気とか事故?とか)が判明して行く過程が断然盛り上がる。

つ~か、Mr.プレアデスを主人公にした方が良かったんじゃね(笑)?

チョコと選挙とチンポ障子

チンポ障子自慰だけど。取らぬ狸の皮算用というか、解散は当分先だろ。普通に解散前に本人の寿命が来そうだけど(笑)。

まあ勝手に暴走して勝手に事故るのは構わないけど。となるとまた都知事選。厚顔無恥なワタミーは当然、再出馬だろうし。そのまんまももう出るって言ってるし、後はDr.中松との一騎打ちか!

どうせ皆さん、選挙公約とか前回と全く同じだろうから。今回も共産党1択だな(笑)。


新作アニメ批評::蒼い世界の中心で

評価が難しい。つ~か何かおかしいと思ったら、コレ同人アニメかよ(笑)!

習慣アニメ批評::続SAO

さすがはイケメン切人さん。迷う事なく本名登録かっこえ~(笑)!

前作SAOがレベルカースト制だったんで、今回はFF宜しくアビリティ制ってか?

しかしクリア条件が「高く飛ぶ事」とは、何ともしゅ~るだな。

習慣アニメ批評::草野球

さすがにこの辺になって来ると話に着いて行き辛くなるな(笑)。

まあきっと、しょうも無い日常話でキャラ紹介をこなしつつ、ちょっとづつ前振りしながら。最後に大どんでん返しで一気に泣かせ様って腹づもりなんだろうけど…。

P.S.
ナルコレプシーは不摂生なデブが罹る贅沢病!

習慣アニメ批評::戦車道

何か試合ルールがルールになってないって言うか。車種も人員もバラバラで、互いに撃ち合ったら有効射程が長い方が圧勝じゃね?

つ~か軽戦車で中重戦車には手も足も出ないでしょ。何か砲弾ヒットしてもJUDO(笑)みたく、有効ダメージで判定するシステムみたいだし。だとしたら4号辺りまでが限界で、この先5号(パンテル)とか6号(タイガー)とか、KV2とか出て来たらその瞬間に詰みじゃね(笑)?70mm砲以下は0距離射撃でも弾き返すんだし、バキュラに256発撃ち込むよりも無理ゲーすぐる(笑)!

Torは現代のデスノか?

日本の警察は無能。これは推測や願望では無く、数学上の定理である。

IPアドレス

IPアドレスに基づいて犯人を割り出す事は元々不可能。良くインターネット上の「指紋」であるかの様な印象を持ってる人が居ますが、それは完全な誤りで正しい認識をするならば「IPアドレスはインターネット上に置けるレンタカーのナンバープレートに過ぎない」と言う事。

馬鹿でなければ分るだろう。想像してご覧なさい。

轢き逃げ事件が発生した。捜査の結果、使用された車はレンタカーでナンバーは監視カメラの映像から“1234”と判明。

警察は早速、その時間帯にナンバー“1234”のレンタカーを借りていた人物Aを特定し逮捕した。

しかし取り調べに対してその人物Aは「私は運転していない。友人Bが引っ越しに使うと言うので、代わりに私が借りて来て友人Bに渡しただけだ!」と。

さあ、優秀な捜査官である貴方はどう判断しますか…?

海外サーバだから…

良く馬鹿の言い訳として「犯人は海外サーバを経由させて~」というのがあります。海外だから調べられませんだって(笑)。確かに海外の警察は日本の警察みたいに暇じゃないので、ネットの犯行予告程度の犯罪にもなり得ない様な事案に、いちいち人員を割いて協力なんかしないですよ(笑)。百歩譲って海外警察が協力して、犯人が踏み台に使ったと思われるPCのIPアドレスが分りました。で、その後、間抜けな日本の警察はどうするの??

IPアドレスが分っても、それが即犯人の身元特定に繋がる確定証拠にはなり得ない事は、もうさすがにお分かりですよね…?

つまり言い訳に「犯人は海外サーバを~」と言ってる時点で、相変わらず“IPアドレスは証拠の王様(笑)”という昭和の思考から抜け出せて無いって事を認めているんです。IPアドレスは単なる状況証拠の1つに過ぎず、それらを含めた多角的な見方で捜査と証拠固めをしなければ、決して真犯人にはたどり着けないのです。逆言えば、例え犯人がどれだけ海外サーバを何重にも経由させようとも、1つ1つ地道に証拠固めをして行けば、年月は掛かりますが、いつかは必ず真犯人へ辿り着く事も可能です。

じゃあ何で間抜けな日本警察はIPアドレスに拘るのか?答えは簡単、それが重要証拠として認定して貰えれば、捜査せずとも犯人逮捕が簡単だから。

警察は犯行予告(エア犯罪)がお好き♪

自分が子供の頃、ネットは無かったですが、この様な同種の「犯行予告」はいっぱいありました。が、それでどこそこの無職が逮捕された~とかは聞いた事がありません。理由はコレも簡単で、昭和の頃は警察は例の“桶川ストーカー事件”の如く、犯行予告程度では絶対に動かなかったからです。捜査しないから逮捕無い。しごく単純明快です。

何で捜査しないかって?だって絶対に犯人を捕まえられないから(笑)。例えば「今夜0時きっかりに国会を爆破する!by怪人19面相」みたいな予告があったとして、具体的に何をどう捜査するの?電話帳で「怪人19面相」の名前と電話番号でも調べますか(笑)?それにぶっちゃけて言うと、“犯行予告は犯行予告自体が目的であって、そこに予告された犯行は実行に移される事は皆無”というのは警察でなくても常識です。あなたスコアラの「○○を入れてくれたら毎日10万は注ぎ込みますよ!」みたいな与太話を信用して誰もやらない新作シューティグ基板買いますか?

ルパン3世が人気だったのは、常識では有り得ない犯行予告をしてから本当に犯行に及ぶからであって。普通、本気で犯罪しようと思ってる人は犯行予告なんか絶対にしないのです。まあ唯一、例外的に、自暴自棄になって「逮捕されて死刑になるのが目的」である場合は、希に犯行予告を行ってから実際の行動に移す事もありますが。それも絶対ではありません。確率論で言えば、しない事の方が多いのです。

じゃあ何で最近は急に「犯行予告→即、逮捕」になったかと言えば。これが前段の「IPアドレスは証拠の王様(笑)」になったからです。

昭和時代、どんな過激な犯行予告でも捜査しなかったのは。実際の犯行が行われるまでは証拠らしい証拠がほとんど得られないので、でっちあげるための犯人役の犠牲者すら狩る事が出来なかったからです。仮に新聞社などに犯行予告文が郵送されて、それに犯人の指紋が付いていたとしても。前科が無ければ指紋照合は出来ないので、実際の犯行に移さなければ予告だけでは警察は何も手出し出来ないのです(DNAなども同様)。

ところが世は平成に移り、犯行予告の舞台が新聞社への投稿からネット書き込みへと移りますと、状況は一変します。そうです、今まで犯行予告には何の証拠も無いのが当たり前だったのが、ネット上の書き込みには必ず“IPアドレス”が着く様になったのです!IPアドレスをプロバイダ会社に紹介すれば、そのIPアドレスが誰のモノか個人が簡単に特定できる!ネコならぬ、警察まっしぐらすね(笑)。

実際には前述の通り、個人を特定出来る証拠では無いのですが。元から正しい捜査をする気がない日本警察なので、何でもいいから個人と関連付ける事が出来ればIPでも運転免許書でも何でも良い訳です。

日本は昭和30年代と比べてすっかり平和になり、凶悪犯罪も皆無になりました。医者が「自分に治せる程度の流行病」を望む様に、警察もまた自分たちが逮捕起訴してでっちあげ有罪に持ち込める程度の軽犯罪(世間的には何故か凶悪犯罪扱い)を欲っします。なので「ネット犯行予告」と「ヲタクの荷物検査」は警察にとってドル箱の“エア犯罪”なのです。

特殊なソフト

馬鹿の言い訳その2として「犯人は“特殊なソフト”を使い~」というのがあります。別に秘密でも何でもないので言いますが、この場合の“特殊なソフト”とは『Tor(トーア)』と呼ばれる通信経路暗号化ソフトの事です。別に犯罪目的で開発されたツールでも何でも無く、世界的にも非常に一般的な通信ソフトです。

Tor - 公式HP

世界には中国やイラン、日本の様に「通信の秘密が権力によって監視され、国民に表現の自由が無い国」がまだまだ多数存在します。“言論の自由”“通信の秘密”は車の両輪のごとく、2つセットになって初めて正しく機能するものであり。どちらか一方が欠けてはなりません。このうち人民側が能動的に勝ち取れる可能性があるモノが“通信の秘密”です。もちろんこれも近代までは技術的な壁があって難しかったのですが、それでも革命家たちは独自の符丁や暗号などを使って、権力側の検閲を回避して来た歴史があります。

暗号と聞くとイエローたちは専ら、犯罪目的か軍事目的しか想像出来ない様ですが。暗号の主たる目的は通信の秘密を確保する事にあり、それによって言論の自由に実行力という力を与える事にあります。当然ながら自民党や北朝鮮政府は言論の自由が大嫌いなので、何かと理由を付けては国民の通信を盗聴し、それを解析して不穏分子を別件逮捕しようと躍起になります。

インターネットは情報通信に革命を起こしましたが、同時に必ず「IPアドレス」が個々のUserに割り振られるというシステム上の欠陥?も持っています。自民党や警察庁はそれすら分ってないレベルの馬鹿揃いなんで、口を開けば「ネット規制を!」ですが(笑)。良く管理されたネット社会は、本来は支配者側にとって完全無欠の超効率的支配管理型社会を約束する夢のツールなのです。

当然、日本に先駆けて国民皆ネット社会が訪れた中韓では、政府が率先してネット管理を行い。今ではほぼ完璧な国営プロバイダ網を完備し終っています。中韓では選択の余地無く、国民はどのプロバイダ会社を選んでも最終的には必ず国営プロバイダのサービスに接続されるシステムになっているのです。このため国民はネット上では一切の体制批判が出来ない状態になっています。割と有名な話ですが、韓国でネットに「大統領党は馬鹿」と書き込んだその日の夕方に、もう玄関口に警察が来たというジャーゴンもあります。

こう言った当局側の言論統制に対抗する手段として、様々な通信暗号化ソフトが有志たちによって開発され、その1つが『Tor(トーア)』に過ぎないのです。同じ様なソフトに『PGP暗号(Pretty Good Privacy)』と呼ばれる物があり、これもまた広く海外では一般的に使われている暗号化ソフトです。

これら暗号化ソフトは近頃では「ジャスミン革命」と謳われた、2011年のチュニジアから始まった民主革命運動のさなかで使われ。直近でも何かと話題の中国で、中国共産党のネット監視(金壁)を回避するために使われています。もしこれら暗号化ソフトが無かったら、民主化運動はたちまち政府によって弾圧され。集会やデモなども武装警察に先回りされて、活動家たちは皆殺しにされていたでしょう。

Tor(トーア)

『Tor(トーア)』という名前はネット民でも初めて聞く人も多いかと思います。恐らく巷の情弱御用達の「ミヤネ屋」とかでは「犯人は“Tor”と呼ばれる特殊なツールを使い~」とかやってる事でしょう。見てないケド(笑)。

先にも言いました通り、Tor自体は特殊なツールでは無く。インターネット通信の一般的な特長を利用して、情報発信者のIPアドレスを秘匿隠蔽するソフトです。本来、通信の秘密は無条件守られるのが民主国家の最低条件ですので。これを少しでも変だとかとおかしいと感じる人は、今すぐ貴方に取っては地上の楽園であるはずの北朝鮮へ亡命を勧めます。

Torの仕組みは割と簡単で、TorをインスコしたらWinnyと同じくP2Pの技術手法で、他の第三者のPC上のTorへ通信がランダムで2回以上転送され、そこからまた本来の目的に接続されるという手法です。

>発信者[A] →経由地[B] →経由地[C] →受信者[D]

~この時。AからBへは発信者情報が渡されますが。B→Cの時にはB情報しかC側へ、C→Dの時にはC情報しかD側へ渡らない仕組みなので。例え警察がD側から逆に辿ったとしても、DからCまでは辿れても、その先のBやAにはたどり着けないシステムになっています(あくまで現在の理論上では)。このため、受信者側から本来の発信者のIPアドレスを辿るのは非常に困難(というか実質不可能)となる仕組みです。

元ネタは米海軍が開発した事でも有名です。決してハカーが高価なプロ用機材を用いて、犯罪目的に開発したソフトでありません。

また前述の様にP2P技術が元になっていますので、ベースとなるのはあくまでも個々の個人レベルのネットUser有志です。従ってより多くのボランティア的なUserが、自分のPCにTorをインストールして稼働させてくれる事が1つの鍵となります。特に今は中国共産党の弾圧に対抗するため、Torオフィシャルでもより多くのボランティアノードを募っています。

P2Pと聞くと「ファイル共有」という単語とセットで語られる事が多いため。何かTorを使う場合にも、自分のPCを第三者のための踏み台ボランティアとして共有させる事が使用条件かと思ってる人も居るかもしれませんが…。先に言った通り、Torは崇高な目的で開発されたソフトです。虐げられし人々を救うのが目的のソフトです。なのでオプションでノード共有設定をOFFにしても、全く機能制限無しに使う事が出来ます。と言うかDefaultの設定では“OFF推奨”になっていますので、むしろ「ただ乗り歓迎!」というのがこのソフトの主旨なのです。

あなたが神か(笑)!

今回の犯人がウィルス拡散に2chでは無く、あまり聞き慣れない「したらば」を使っている点にも注目です。「したらば」は古参Userが多く、尚かつココが重要なのですが「2chと違って匿名Proxy経由の書き込みを許可している」という点です。つまりTVや新聞では「ハッカー御用達(笑)」となっている2chだと、Torは匿名Proxyの一種判断されますので書き込みが不可能なのです。

2chは10年前ならいざ知らず、今となっては日本は元より、世界レベルで見ても最も良く管理された非会員制の掲示板です。IPアドレスは全てサーバに記録され、削除依頼にも応じてくれます。何より苦情先の管理者がはっきりと実在するという点も重要です。むしろ犯人が2chを踏み台に使ってくれたのなら、間抜けな日本警察でも何らかの手掛かりを掴める可能性があったかもしれません。しかし今回の犯人は明確な意志を持って「したらば」を使っています。

一見、犯行声明をTV局に送り付けて来る辺り、間抜けな愉快犯的とも思われがちですが(間抜けな日本警察はそう懇願してるでしょうが)、犯人は頭が切れる、しかも異様に。セキュリティ方面というか、特に通信履歴やTCPなどのプロトコル関連に関してかなり強く、しかも正しく理解している。単純に銃を拾ったDQNが気が大きくなって、思い付きで銀行強盗をしでかしたのとは訳が違います。大胆且つ慎重で、饒舌に見せかけて丁寧に自分の痕跡を消しています。

今後、間違い無く“Tor”を使った模倣犯が現れ、そしてうかつにも警察に捕まるでしょう。警察は鬼の首を取ったかの如く勝ち誇り、その功を誇る様が今から目に見えて来ます。しかしそれはやはり“真犯人”では無いのです。

興味を持った人々の事例

その後の報道で一連の誤認逮捕&自白強要が明らかになるきっかけとなった、三重県の男性のPCからウィルス本体が発見されました。これをきっかけにその前後で起きた一連の「犯行予告」がウィルスの仕業である事が世間に知らされたため、仕方なく警察も非を認めています。が、本来はこれも書き込みを行った後で、自動的に本体を自己削除する仕様だったと思われるので。たまたまこの男性が偶然、ウィルスチェックを行ってウィルス感染に気付き、このウィルスソフトのサービスを停止させていたため。自己削除機能が働かずに、今回は辛うじて「物的証拠」が残ったのです。

弁護士へ送った犯行声明では犯人は「警察の出方を見るため意図的に残した」とありますが。これは恐らくハッタリで、ウィルスに感染するマヌケ野郎が自己チェックなどするはずが無いという、今回の犯人の恐らく唯一と思われる失点です。しかしだからと言ってコレが直ちに真犯人へと繋がる手掛かりとなるのかと言えば、それはほとんど期待出来ないのでしょう。

何故ならこのウィルス本体を調査した専門家の意見では「ファイルを外付けの記憶媒体に保存していた痕跡~」とありました。もちろん彼らもエスパーではありませんので犯人のPC環境を透視した訳ではありません。つまりこれはウィルス本体に逆関解析を掛けた結果、「コンパイル時の絶対パス名が含まれていた」事を示唆しています。情弱相手に説明は難しいので割愛しますが、様はファイルのプロパティで見てみたら「タイトル:“E:my-works\etc\~”」みたいな情報が残っていた訳です。

コンパイル時に絶対パスを残すのもどうかと思いますが(笑)。世の中の標準ソフトと言われてるモノには、中にはこうしたお茶目な仕様が残っているモノも多いんです。別にプログラムを作らない人でもお世話になってる可能性が高いソフトの代表格に、PDF文書をコンパイルしてくれる『Adobe Acrobat』があります。これでDefaultのまま使ってPDF文書を作成した場合。PDF文書内にそのままの形で、お使いのPCの絶対パス情報が含まれます。因みにこれは秘匿情報でも何でもないので、Google検索でもたくさん引っ掛かります。

こんな感じで(笑)→「pdf "C:\Users" or "C:\Documents and Settings"」

しかしココで重要なのは犯人が絶対パスを残していた事では無く、外付けHDDを使っていたとある事です。実際に外付けだったかどうかは分りませんが、少なくともCドライブ直下にファイルを作成せずに、ちゃんと普段の作業用領域は別のパーティションに分けていたという点です。実に用心深い、と言うかちゃんと人間はミスをする物と言う事を理解した上で事前に対応策を打ってる点です。

犯人はミスを犯しウィルス本体に絶対パスの痕跡を残してしまった。しかしと同時に事前に予防策も打って置き、絶対パス名の中に自分に関連付けられる様な個人情報を残さない様に、普段からCドライブ以外で作業する様に習慣付けていた。恐らくこの犯人なら、仮にCドラのパスが割れてもUser名に本名をそのまま使う様なマヌケでは無いでしょうから、そこから手繰る事は無理だと思いますが。

果たして今回の犯人は、ラスト38秒で我慢出来ずにボロを出してくれるでしょうか…?