Z竹1号発進!

しかしこれだけ大騒ぎ(炎上?)になると言う事は、普段から皆々様方が「障害者に出会いませんように!どうか障害者に出会いませんように!」と心の中で祈っている事の証明に他ならない(笑)。

Z竹さん、銀座レストラン入店拒否 - J-CAST

自分の見解立場は明白で、この場合は「店側は事前通告の有無に関わらず介助すべきだった」である。多少の食い違いはあるが、この事案での双方の主張に基づけば、この銀座レストランは普段から身障者を受け入れている、若しくは受け入れるキャパが店内に十分確保されていると推測出来る。まさか事前の電話通告によって店内がサンダーバードの秘密基地の如く、広くなったり狭くなったりする訳でもあるまい。

従ってこの場合、この銀座レストランは「可能な限り身障者の来店を阻止したいが。ギャーギャー騒がれると面倒なので、事前通告が有ればOKというルールにして置こう。そうすれば大多数の身障者を門前払い出来るぞ!」~という歪んだ考えの持ち主だと類推出来ます。これは典型的な“スティグマ理論”と呼ばれるモノで。特定の人種や階層の人々を差別排除したい時に用いる事で、あたかもそれら差別排除行為にもっともらしい合理的理由が有るかの如く互いに錯覚させる論法です。平たく言えば詭弁。

歴史的に有名な事例で言えば、かつての米帝で「ここは黒人専用」と書かれた立て札があちこちにありました。で、白人達の言い分としては「アメリカに人種差別は無い。むしろ黒人は特等席があって優遇されている!」とね。しかも笑える事にこの注意書きは最終的には「有色人種専用(for colored)」と拡大されていったのです…!幸い日本の法律では「障害を理由に差別してはならない」と謳っています。差別してはならないのだから、差別してはならないのです。

無理筋を押し通そうとして排除主義者たちは「店側に負担を押し付けてはならない」と、もっともらしい事を言います。しかしそもそも店員が身障者の介助を行う事が、レストラン経営に致命的な打撃を与えるほどの負担なのでしょうか?だったら普段は何故、事前通告が有るだけで車椅子OKになるのか?やっぱり秘密基地?!要するに普段から「まずは差別排除有りき!」でルールを考えているから、こういう時に矛盾が生じるのです。

もっともらしい言い訳その2として「その時は忙しくて人出が足り無かった」~的なスティグマを、この手の排除主義者たちは必ず使って来ます。いちいち狡猾で嫌らしいですよね?敢えて「満席で」とかでは無く「忙しくて」と言う辺りが。その時点で忙しいと言うのなら、何分くらい待てば手が空くのか伝えれば良いじゃないですか。事前通告が無かった事がZ氏の罪ならば、それくらいの待ち時間は許容されると思います。

でも彼らが行った事は終始一貫して「障害者は帰れ」の一点張りだった。敬語を使い、優しい言い方をしても、結果が同じなら同じ事です。「障害者は帰れ」…それがこの銀座レストランのコンセプトなのです(店側の言葉を借りれば「スタイル」という事らしいが…)。

で、恥じるという事を知らない差別主義者たちは、自分らの脆弱な主張が苦しいと感じたのか。今度は「Z竹は一緒に居た女性が泣き出したから“私怨”で店名を晒した!」とかって…お前ら頭がクルクルパーか?立派じゃないか!自分の名誉や利益のためで無く、女のために弁を奮うなんて!これでZ氏を必死に叩いている連中が、五体満足なくせにいい歳してまともに女連れでレストランにも行った事が無いキモメン集団だと判明しました(笑)。

話は変わるケド。個人的にはZ氏の下半身事情というか…つまりオナニーはどうやってするの?~って事に非常に興味があります。いつの日か本人に直に聞いてみたいです。

閑話休題。現在の日本政府と大手メディア各社の方針により、セックスと障害者は日本国内に存在しない事になっています。結局はコレが一番の問題で、小さい時から日常的にテレビなどに障害者が出演していれば、それが自然と刷り込まれて普通の事になります。大きくなって学校や社会に出てから、急に障害者に驚くことは無い訳です。

国は忘れましたけど(オランダだったけな?)、どこかの海外の幼児向け教育番組のMCのお姉さんは両手が欠損しているハーフZ竹状態でした。しかもそれを番組内で殊更ネタにしてる訳でも無く、外の出演とも全く普通に絡んでおり、手が無い事は背が低いとか鼻が大きいくらいの個人差の様な扱いだった事が印象的でした。翻って日本だと、健常者目線にしろ身障者目線にしろ、まずはとにかく「障害の程度に注目せよ!」なんですね。何かココら辺の意識が、日本人がやたら初対面の人の役職や年齢を知りたがる様と被って、自分的には何だかなあと思います。

そうは言っても「手足が無いと出来ない事が多いだろ!」と思う方も居るかもしれませんが。自分は手足が有っても出来ない事の方が多いです。牛乳は飲めないし、マヨネーズがかかった料理も食べれません。10kg以上の重たい物は抱え上げれませんし、免許が無いので自動車バイクも運転出来ません。その代わり、李白竜で300万出せますし、資料を見ずとも女の裸の絵を即興で描く事が出来ます(笑)!

要は“比較優位”の精神です。

出来る事は出来る人がやった方が効率的だし結果も良いモノが得られる。また1人では出来ない事でも、2人~3人と集まって能力を合わせれば、それに特化した1人の名人よりも良い結果が得られる事もあるのです。そのために人は皆んなで集まって社会を作り、互いに協力し合って暮らしているのです。自分はただ、出来ないやらない理由を探す事には努力を惜しまないのなら、せめてその10分の1の労力と時間を“やってみよう、出来るかも?”に使ってみませんか?~と言っているに過ぎないのです。