自覚症状も完全に消失し、ようやく心身共に健康状態となりました。しかし油断禁物、急にアクセルを踏み込むとまた何時に思わぬ病魔事故に巻き込まれるとも限りませんので…当分は徐行運転を心掛けつつ、二度寝する毎日で行きたいと思います。
習慣アニメ批評: 文芸部
まだもう少し話数が残ってるので、今後は菅原氏との三角関係というか略奪愛的な関係がメインになるのでしょうか…もう一波乱の予感!
とりあえず誠実な彼氏が出来て、クラス内ヒエラルキーも急上昇し、気の置けない友達も出来て~と三方得状態で一人勝ちなのは部長さんだけ(笑)?
個人的には "200円男" の逆襲?にも期待したいです。
習慣アニメ批評: 街角魔族
すごくセリフ量が多くて始終、喋りっ放しなんですが。不思議とすいすい流れて行って気になりません。
自分的には貧乏ネタ系は余り好きじゃ無いのですが…とりあえず毎月の支給額上限が上がったみたいなので、今後は安心して見てられます。
まあ急に大金を手にすると使い道が思い付かずに、今までの貧乏メニューの量を多くして贅沢気分を味わってみるというのは、今の日本にも多く見られる貧困家庭あるあるで良かったです(良くない
習慣アニメ批評: 新石器時代
鉄の融点は確かに1530℃ですが、これが錆びた赤い酸化鉄の状態になると一気に融点が1360℃まで下がるのです。これは鉄に限った話では無く、ほぼ全ての金属で純度100%の高純度鉱物の時よりも少し不純物が混じっていた方が融点が100℃以上下がる特性があります。人力フイゴで高温度を作り出す際にこの100℃の差は決定的であると言えますので、この点を "科学の申し子" が無視するのは頂けないかなと。
また一般には「砂鉄=鉄」だと思われていますが、実際には川砂に混じって取れる砂鉄は「磁鉄鉱(Fe3O4)」と呼ばれる酸化鉄の一種で、確かに古代では砂鉄から鉄を作っていましたが…砂鉄は鉄鉱石としては非常に低品質で、自然に取れる砂鉄からそれなりにモノになる純度の高い鉄を作ろうと思うと選鉱と呼ばれる不純物を取り除く前準備作業が不可欠になるため。ある程度、大規模な製鉄所の様なたたら製鉄の設備が整っていない場合、労多くして功少なしでほとんど鉄が作れません。
劇中では「炭素と混ぜて燃やせば~」と言っていますが、砂鉄では前述の様にほとんど鉄が作れません。炭素(木炭)と混ぜて燃やして簡単に鉄になるのは、見た目のイメージとは違って黒くてピカピカ金属光沢があって磁石にくっ付く砂鉄では無く、赤くパサパサした土の様な赤土の中に多量に含まれる赤鉄鉱(Fe2O3)の方なのです。
また同じく劇中で革袋で作ったフイゴを使って人力で風を送り込み炉内温度を1000℃以上に上げる方法が行われていましたが…これも "科学の申し子" として不適切というか、前回で滑車を複数組み合わせて非力で1t近い巨木を持ち上げる手法を瞬時に思い付いて実行する様な物理学と機械工学の知見を持った人物が考案したのが、実に非効率的な革袋をただひたすら手で膨らまして押すだけのフイゴとは…ちょっと頂けないというか、いきなり発想が劣化し過ぎでは?弓(弦)を用いて単純縦運動を回転運動に変換し風車を回して効率的にエアを送り込む様な装置を考案する方が自然というか、リアリティレベルを損なわない程度の発明工夫は必要だと感じます。
またただ闇雲にエアを送り込むだけだと非効率になるので、せっかく協力者が複数人居るのですから、送気係と排気係に分かれてテンポ良く交互に吸って吐いてを繰り返した方が何倍も効果的に酸素吸入が行えて、結果として炉内温度も効率良く高温状態に保つ事が出来ると思います。と言うかこの手の「原始的手法のみでの製鉄」は既にYoutube動画に数多く投稿されており、"primitive making iron" とかで検索すれば簡単で確実な原始製鉄方法のサンプルが幾らでも見る事が出来ます。ネギ頭の妖術使いは何か家庭の事情でインターネットへの接続が制限されていたのでしょうか…?
また単純な熱交換法則の原理から、一度に精錬させる鉄(鉄鉱石)の量を少なくすれば、より小さい炉とより少ない労力熱量で精錬作業が可能になります。バケツ1杯分とかでは無く、茶碗1杯分くらいのごく少量の赤鉄鉱を木炭の粉と混ぜて燃やし、そこに人力で風を送り込む様にすれば。大変な事には変わりありませんが、まあ3人居れば交代制で何とか少量ずつの玉鋼的な高純度の鉄素材を得る事が出来るので。とりあえずラーメン発見伝は後回しにしても大丈夫かなと思います。