日記:2020-08-01

ついつい油断してしまい1ヶ月以上も間が空いてしまいましたが…まあコレも無計画な政府の自粛要請の影響という事でご理解ください(笑)。


習慣アニメ談話: 日本沈没2020

とにかく人が死ぬシーンの描写が非常に良かったです。ただ最終回というかラストが余りにも駆け足過ぎて余韻もクソも無く、無理矢理に帳尻合わせてエピローグみたいになるのが残念。

何やらネトウヨ正規軍の間では "反日アニメ(笑)" とか言われてるらしいですが、自分が見た感想としては至って普通の災害パニックモノとしか。というか実際に災害が起きた際には、激甚災害クラスで無くとも自販機荒らしや善意詐欺、性犯罪等は頻発していますので。その描写を持ってして「日本人に対して悪意ある表現」とは言えませんね。むしろ "現実の平均的な日本人の民度" からすると、逆にかなり抑えて美化してるとも言えるのでは?と思いました。

ただ…やはり最後の締めの部分がいまいちと言いますか。全然、尺が足りてない感じで、かと言って疾走感がある訳でも無く、ただただ描写が足りてないなという印象でした。こういった群像劇?にするのであれば、せめて24話程度は必要だったかなと思います。可能であれば30話以上の連続ドラマ仕立てで見てみたかったです。

習慣アニメ談話: GREAT PRETENDER

まあまあ面白かったんですが、1幕と2幕の話の元ネタを知っていたのでちょっと微妙でした。でも最後のオークションの話は非常に良かったです。特にハイライトでもあるオークション会場の熱気に当てられて、ターゲットがどんどんと値を吊り上げて行く様や、そして何と言っても彼女が「絵の本当の価値」を信じて疑う事無く突っ込んで行く様子がとても良かったと思います。

ただ残念な部分もあり、それは1幕のクライマックスでターゲットがFBI捜査官に買収を持ち掛ける件があるのですが…これって絶対に有り得ないシーンというか、相手が三下の酒屋強盗レベルのチンピラだったら有るかもしれませんが、設定上では長きに渡って闇社会に君臨して逮捕されても何度も不起訴になって舞い戻って来ている古強者の設定なので。とすると当然、現在の北米の連邦法にも精通している訳で、そうなって来るとおかしいんですよね。

80年代か90年代には連邦法で公務員、特にFBI捜査官の様な上級公務員に対する収賄や買収に関する法律が大きく変わりまして、例えばマフィアが警官に対して「今、給料は幾らくらい貰ってるんだ?」とか聞くだけでも、今の連邦法だと買収を持ち掛けたと判断されて懲役18年を問答無用で喰らう可能性があるくらいに厳しくなっていて、ですので当然ながら全てのやり取りが録音録画されている取調室で被疑者側から積極的に買収話を持ち帰るなんて有り得ないんです。もしもそんな事をしたら、逆に捜査官は自白してくれたと大喜びしてしまうでしょう。

まあ恐らく、このシーンは元ネタである『スティング』のアレンジなんだと思いますが…劇中に2003年とか明らかに現代劇である事を明言してしまっているので、下調べがなっていないと言うか細かい詰めが甘かったなとしか。互いに頭を振り絞っての頭脳バトルを描くのですから、面白ければイイじゃん~という安易な言い訳は通用しないと思います。結局、主人公側が優れているのでは無くて、単に敵側が間抜け過ぎる~延いては作者側の考察や練り込み不足が露呈してしまったという事になってしまいますので。

習慣アニメ談話: 神之塔 -Tower of God-

見た事も読んだ事も無いですが、コレって『ハンターハンター』のパクり的な?でも登場人物が個性的で面白かったです。唯一、残念というか心残りなのは表題にもなっている "神之塔" が全く登場すらしない事ですかね(笑)。