何だかんだで余震も落ち着き、フクシマシンドームも絶望的になったせいで。民放各局を始め、NHKもこぞって新たな“パニック情報探し”に躍起になってますね(笑)。
放射性海水、放射性水道水、放射性ホウレンソウ、放射性カイワレ~とにかく思い付く限りの放射性産物を暴き出す事に腐心中です。そして時々、停電情報(笑)。皆さんのんびりと構えていますけど、本当の地獄はこれから。特に6月以降の猛暑が本番になる季節が到来してからだと言うのに。西日本で暖かい部屋の中でワインを飲みながらハムまで喰ってる人達も。やがて自分たちには関係無いと思っていた事が大きな勘違いだった事に強制的に気付かされるのです。
良いか悪いかは別にして、現実問題として今は日本の経済機能は東京一極集中であることは誰も否定出来ないと思います。本社や生産拠点が東京にある会社も多いので、23区に計画停電の範囲が拡大される様になれば、GNP数値などに非常に大きな影響を与え始めます。そうなればもう「がんばろう日本(笑)」とかのん気な事は言ってられない状況になります。
実際には夏場の電力需要予測は大体、6000万KW前後になるのに対し。このままだと実際に供給可能な電力量は最大でも5000万KW止まり。約1000万パワー(1バッファローマン)が不足する事になりますが、この穴を計画停電で埋めようと思ったら、かなりの大規模停電をせざるを得ない訳です(特に昼間~夕方にかけて)。住宅街が停電する分には差して障害は出ませんが。町工場やオフィス街、コンピュータサーバ関連のある地域が停電するとなると、その影響は東京のみ留まらず日本全国的に波及します(物によっては世界規模)。
つまり政府と東京電力(西日本地域の電力会社も)が本当に真剣、且つ有効的な解決策を早急に講じないと、3ヶ月後に“TOKYOクライシス”が発生するのは必至だと思われます。
[my_embed val="ngg:57" xy="300,224" fname="8036ec320c4e65c21307b15959f43474.jpg"]
つまりはそう言う事です。はい。