「アニメ感想」タグアーカイブ

日記:2022-04-14

"フィクションと現実の違いは何かって?現実はメチャクチャでお粗末でも構わないが、フィクションはちゃんと辻褄が合ってなければならない" by トム.クランシー


習慣アニメ談話: 東京24区

出だしは良かったけど、実はAIの中で彼女が生きている!~的な流れになってから一気に陳腐化してしまいましたね。そういったベタベタな人情噺にしたいのであれば、小難しい行政問題とかを絡めずに、最初からアホアホ設定で廃校寸前の思い出の小学校を守るみたいな話の方が良かったのではと思います。

習慣アニメ談話: スローループ

きらら系?としてはかなり面白かったです。フライフィッシングとはまたなかなかにマニアックな素材でしたが、必要以上にヲタク語りに偏らずに上手い具合に物語のテイストとして処理出来ていたと思います。

習慣アニメ談話: ドールズフロントライン

何だか話の途中で終わってしまって中途半端な感じです。かと言ってこの作りのまま仮に2クールやっても、ただ間延びするだけで同じ様な結果になったと思います。監督や演出、脚本が本作品で何を描きたいのか、何を表現すべきだったのかが、全く見えて来ない作品でした。

習慣アニメ談話: 終末のハーレム

ちょっと前にwebで話題になっていた漫画作品のアニメ化でしたが、予想通りというかそこまでのパンチ力は感じませんでした。ウィルスの大元が人為的で、しかも女性上位主義者によるものであったとか、使い古された感ある設定でいまいち新鮮味が無かったのも大きな要因かと。せっかくポルノ色を全面に押し出して開幕ダッシュで話題性をかっさらう事に成功したのですから、そこは二重三重に捻って読者や視聴者の予想を大きく裏切らって欲しかったです。何というか…凡作の領域に自ら閉じこもってしまった感ありです。

習慣アニメ談話: プラチナエンド

え~…

習慣アニメ談話: 王様ランキング

最後までとても面白かったです。

敢えて難癖を付けるのであれば、ダイダとミランジョの結婚ですが。何かもう一つワンクッションと言うか、二人の間を急接近させて恋慕の情を互いに抱かせる様な、何か象徴的なエピソードが欲しかったですね。これだけだと何だか、ダイダがミランジョの境遇に同情して身元引受人になっただけの様にも思えるので、やはりそこには何らかの明確な "愛情" のイベントなりエピソードなりが欲しかったです。

そしてラストは上手くまとめつつも「ランキング第1位」の座を受け入れ、"神の宝物庫" への立ち入りを許されたデスハー王の安否が不明で非常に気になるところですが…これはもしかして第二期もあるという事なのでしょうか?原作漫画の方はまだ続いているみたいですので今すぐで無くとも、数年後とかに再びこのクオリティで続編をアニメ化して欲しいものです。

最初の導入から中盤の展開、そしてラストの大団円までの流れ、そのいずれもが満点レベルで素晴らしい作品でした。文句なしに今期ナンバーワンのアニメだと思います!

日記:2022-03-21

そろそろ最終回も近いですが、今季冬アニメの異世界モノをさらっと総括?


習慣アニメ談話: 現実主義者の妄想.2nd

仮に奴隷商人を公務員化した場合、それ以外の圧倒的大多数の国民や諸貴族達はどう思うだろうか?

現代日本でさえ「親方日の丸の公務員天国」とか「税金泥棒」とか揶揄されて、そして実際に与野党を問わず「徹底的に公務員を減らし給料も減らします!公費削減!民営化!」と大合唱しないと全く票が取れないのに、ほぼ全員がその日暮らしで食うや食わずの生活をしている中世封建社会で、いわゆる賤業と見做されている人たちだけを優遇する様な政策を実施したとしたら…まあ普通に打ち壊しや暴動発生、或いは内乱の引き金になりますね。

また奴隷に教育を施すと言いますが…誰が彼らに教えるの??まさか奴隷商人が自分で手取り足取り奴隷に読み書きを教える訳ですか?~と言うか実際にそんな風な描写になっていますが…それ無理ですから。ミズクラゲ程度の知能があれば分かるかと思いますが、師範学校に通い専門的な教育者として知識と技術を習得していない全くの素人が、完全に文盲状態の人に一から経営補佐などの事務職が問題無くこなせるレベルにまで教育を施す事が可能だと本気で思いますか?

大学を出て教員免許を持った専門の教師が朝から晩まで付きっきりで教育指導しても尚、必ず一定割合で "落ちこぼれ" が生まれるのは誰もが知るところの「近代教育の負の側面」のはず。通常の日式義務教育を施した場合、最終的にはその半分が高等教育に付いて行けず脱落しているのが現状なのに。何のメソッドも確立していない、「思い付き」と「思いやり」だけでエセ教育を幾ら熱心に施したとしても、モノになるのは1割にも満たないと思います。そうなった場合、奴隷が上手く読み書き出来ないのは自己責任だとして切り捨てるのでしょうか?

あとそもそも奴隷制度が存在している社会では、奴隷はその奴隷を所有する人の私有財産に他ならない訳です。つまりそれを国王が強権的に「教育を施す」と言う事は、ある日突然、国から役人が押し掛けて来て勝手に「こっちの方が良いモノだから」と言って、貴方が仕事で使っているPCのOSをWindowsからLinuxに書き換える様なモノです。いや~さすがは国王様、これで仕事の能率が3倍に上がっただべさ!~みたいには絶対になりません(笑)。そりゃ1人2人くらいは喜ぶ奇特な人もいるでしょうが、大多数の人々は顔では笑っていても内心では「何て事してくれたんだ!」と憎悪に燃える事でしょう。

或いはよく「古代ローマの奴隷は高額で取り引きされており、現代での自動車に相当する財産だった」~的な言説がヲタクには大人気ですが。そうだとすれば、国王が勝手な思い付きで「社用車は全てエコなEVにせよ。ただし費用は全額企業負担でな(笑)」みたいなお触れを出したらどうなるか…まあ内乱、倒幕運動が盛んになるのは目に見えてますね。別にEVで無くても、蛍光灯を全てLEDに換装せよとかでも一緒。数値計算上はLEDにした方が30%以上の光熱費節約になる訳ですが、現実には誰も従いませんよね。やたら損得勘定でばかり話をしたがるのは、現場を見たがらないネット軍師主義者の特徴です。

また根本的な問題として、現代日本ですら東京以外の田舎では血の繋がった実の娘に対してさえ「女には教育は必要無い、大学なんて以ての外、それよりも愛嬌を磨け!」という考え方が圧倒的に支配的です。いわんや中世封建社会では~と言うヤツです。まともな普通の人であれば、絶対に奴隷に教育を施す事を許容できないのです。例えそれが王命であってもです。貴方、ある日突然、アベから「ウンコ食べなさい」と言われて食えますか?生理的に無理な事は罰があっても出来ないんです。そして生理的に無理な事を強いる王様が支持される事は絶対に無いのです。

難民問題に関しては、作者様自身の支持政党に対するスタンスが譲れないせいなのか、現行の日本政府の言い分そのままになぞっているだけで完全に論理破綻しており(実際に移民入植し帰化しても、その子孫を未来永劫何世代にも渡って「帰化民」として "差別では無く区別" をし続ける)。本当にマジで少しは「現実を見てみたら?」と言う感想しか出ません。分からない事は分からない、解決出来ない事は解決出来ないと、謙虚に自分の能力不足を認めるのは弱さでは無い。全体的な感想としては「勇者様は "現実主義(笑)" とやらに目覚める前に、作者様も現実の国際政治や戦争の現実をもう少し見た方が良いのでは」と言う感じですかね…(笑)?

習慣アニメ談話: 売国王子

ご都合主義なのは当然ですが、現実主義とは違ってちゃんと作品世界内での辻褄が合ってるのでストレス無く楽しく視聴出来ます。面白い。作者はちゃんと現実が分かってるみたいですね。

習慣アニメ談話: リアデイルの大地にて

これも非常に面白いです。見始めてから知りましたが、この作品が巷で有名な「井戸に水車を作ってみては?」のアニメ化だったんですね(笑)。まあでもそんなの関係無く面白いです。

今回のシリーズというかクールで噂の「井戸の水車」まで行くのかどうか分かりませんが、当人物のキャラクターが良く出来ていて嫌悪感無く見れるのは素晴らしい事だと思います。

習慣アニメ談話: 賢者の弟子を名乗る賢者

さすがに他作品と比べるとヘボ作画、特に戦闘シーンでの3DCGのヘボさが目に余るものがりますが…それ以外は及第点かな?

まあ冷静に考えると、主人公以外の特に盟友とも言える国王様?の中の人は、回想シーン描写から察するに小学生ゲーマーだったと推測されるので。その状態から全く孤立無援の状態で30年間も異世界で生き抜いて来たとすれば、よくある30歳過ぎオッサンが異世界転生するのとは訳が違って、かなり思考とか性格に非常に大きな影響と言うか "歪み" が生じる事を避けられないと思うのですが…(だってリアル狼少女状態になる訳ですよ?)。

とりあえず最後まで見ます。

日記:2022-01-21

2021年のおさらいと言うか、年末までに見終わったアニメの感想です。


習慣アニメ談話: 大正オトメ御伽話

大正時代モノの定番としてクライマックスに関東大震災が来るのは想定していたのですが、予想とは違った感じの流れになって行ったので、それらの部分も含めて面白かったです。

出来ればもう少し先まで、珠彦様と夕月さんがきちんと約束を交わすくらいの所までは見てみたかったのですが…1クールでは時間切れで致し方無し。願わくばOVAなどでも構わないので、その後の二人の未来を少しだけでもまた見てみたいものです。さすがに二期というか続編は難しいかな。

現実の戦前、明治~昭和の時代は筆舌に尽くし難い酷い時代だったのですが…まあそれはこの作品の主題では無いと思うので。現実主義の皮を被ったなろう作品て感じでも良いと思いました。

習慣アニメ談話: 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

これも非常に面白かったです。

まさか最後の切り札が "神の杖(運動エネルギー爆撃)" とは思いもしませんでした(笑)。実際にはコレはニセ科学の範疇で、確かに現実の歴史の中でも「隕石の落下」によってカタストロフ的な地球規模の破壊が起こってはいますが…その様な核爆弾級の破壊力を引き出すためには、落下物の質量よりも落下速度の方が何より重要になり。たかだか衛星軌道上ていどの "低高度" に巨大質量物体を設置して自由落下させても、地表に到達するまでに十分な加速度を得られずに大した破壊力を生み出さないのです…(笑)!

計算上は衛星軌道上(上空36000km)から100kg~1t程度の鉄塊を自由落下させても、せいぜい半径20m程度を破壊するのが関の山です。アニメとかでよくある様な数km四方が一瞬で焦土と化す様な自体にはなりません。またこの様な自由落下する物体であれば、21世紀時点での現代兵器で容易に撃ち落として上空で爆発四散させて迎撃可能です。

隕石の落下で地球規模の破棄が生じるのは、その隕石が何万光年もの遥か彼方から "数億年単位の加速時間" をかけて徐々に、しかし確実に無限に近いくらいまでに加速し続けて飛来するからです。実際、「神の杖」だと落下速度は 時速:11587km(マッハ9.5) という計算になりますが。2013年にロシアに落下した隕石の落下速度は 時速:68760km(マッハ56) だったと試算されています。

発射された弾丸の持つ破壊力の指標である「マズルエネルギー」は以下の簡易公式で算出可能ですので…

  • E:弾丸の破壊力(J) = 1/2 × m:弾丸の質量(kg) × v:弾丸の速度(m/sec)^2

仮に同一質量の100kgの鉄塊を発射した場合の想定で上記の公式に当てはめた場合、

  • 神の杖 : 517972874J
  • 隕石 : 18240500000J

~となります。ハイもうね、桁が違うんですね(笑)。因みにみんな大好きの「対物ライフル」のマズルエネルギーが約18000Jで、M1エイブラムス戦車などから砲撃される対戦車砲弾が12100000Jとされています。従って現代の軍事科学的には「神の杖(運動エネルギー爆撃)」は使い物にならない、机上の空論ですら無いトンデモ兵器の範疇でしかないのです。

P.S.
ですので…逆にこの作品世界の様に対空ミサイルやレーダー探知機が無く、基本的に標的が高々度から飛来する飛翔体に対しての対策が皆無である世界である場合においては、非常に有効な武器になりえる可能性があります。

隕石に比べたら全然ですが、それでも中世や18世紀くらいの科学技術に毛が生えたレベルの世界であれば。音速を超えた飛翔体に対して抗う術は無いと思われます。後は「魔法で(笑)」なんとかして正確に誘導出来れば、地表の固定目標に対して甚大な被害を与える究極兵器としての役割は十二分に果たしてくれるかと思われます。

惜しむらくは劇中での被害描写が大袈裟過ぎる事くらいですかね(笑)?

習慣アニメ談話: 白い砂のアクアトープ

異世界なろう沖縄と言うか、余りにも実際の沖縄の現状に即してなさ過ぎて、さすがにどうかなと思いました。

沖縄はもう終戦直後から一貫して最貧県のドン底を這いずっており、特に30代以下の若年層の厭世観や鬱屈は、ぬるま湯に浸りきっている本土人にはおおよそ想像もつかないほどにドス黒く冷え固まっています。それこそ男ならヤクの売人、女は売春婦としてしか生計を立てる手段が無いこの世の地獄の様な土地が沖縄の実情なのです。まあ実際にはそれよりも多少はマイルドですが、それでも男は日雇い土方で女は水商売でしか糊口を凌ぐ方法が無い事には代わりありません。

そんなこの世の地獄を体現してる "オキナワ" で、出て来る登場人物が揃いも揃ってキラキラして人生を楽しみ将来にピンク色の希望を持って活き活きハートフル生活を満喫しているのは、さすがに実情との乖離があり過ぎて如何なものかと思ってしまいました。

習慣アニメ談話: 最果てのパラディン

設定とかお話自体は良いと思うんですが…演出ミスと言うか、色々と中途半端になって空中分解してしまった感じがします。

それに単純にこの話を1クール12話ぽっきりでまとめあげる事には無理があると思いました。やはりこういった世界観とストーリで魅せて行くタイプの物語には、ある程度の物理的な尺の長さが必須だと思います。ちゃんとした2クール20話以上の枠で、端折らずに一つ一つ丁寧に話を描けていたのならば、もっと違う印象になったと思います。

後、自分的にはバカ正直に時系列順に流すのでは無く。最初に既に最凶パラディンとなった時点から話を始めてまずは視聴者の興味を掴んでから、この謎の主人公の生い立ちは一体どうなっているのか?~という風に持って行って過去編へ繋ぎ、死者の街の話や主人公の人生の目的を説明し。そして最後にまた現在の時間軸に戻してから、改めて視聴者側に今までの主人公の謎の言動の種明かしをして行きラストへと向かうみたいな形の方が良かったのではと思いました。

特に「お金で解決」というエピソードは、普通に時系列順に過去の生い立ちを受けてやるよりも。まずは金には無縁そうな聖騎士様が唐突に「お金で解決」を言い出した方がインパクトありますし。またその事によって視聴者も敬虔で善意の塊の様な主人公が、何故大事な局面で「お金で解決」を言い出したのかに強く引き付けられるかと思います。

それを受けてから過去編に入り、主人公の生い立ちや師の教えを展開させた方がずっと面白い様に思いました。


P.S.
2022年度、新作アニメとしては…

  • その着せ替え人形は恋をする
  • 明日ちゃんのセーラー服
  • 東京24区
  • フットサルボーイズ!!!!!
  • トライブナイン
  • 天才王子の赤字国家再生術
  • 賢者の弟子を名乗る賢者
  • リアデイルの大地にて
  • 怪人開発部の黒井津さん
  • 異世界美少女受肉おじさんと

~ココら辺を観ています。鬼滅や王様、巨人などは引き続き継続視聴中。話題の箱詰めは、前述の沖縄モノと同じく「日本の警察官は使命感に溢れ、市民の生命と財産を守る事に誇りを持っている」という、なろう系以下のあり得ない設定世界観だったので1輪切りです(笑)。

日記:2021-10-29

既に新規の冬アニメが始まっていますが、2021年度秋アニメのおさらいを。

習慣アニメ談話: かげきしょうじょ!!

とても面白かったです。原作漫画の方はまだまだ続いてるみたいなので、これは是非とも続編をアニメ化して欲しいものです。『ちはやふる』みたいに時間をかけて、長期シリーズみたいにしてくれれば嬉しいんですが…今回限りで終わりなのかな?

習慣アニメ談話: 死神坊ちゃんと黒メイド

最初は単にフル3Dアニメという事だけに惹かれて見始めたんですが。続けて見ているうちにすっかり、不思議な世界観とキャラクター達の魅力の虜になってしまいました。

最初はありがちな「御主人様と奴隷モノ」かなと思っていたのですが…そうやら単純にそういう訳でも無く、また物語の本筋に絡むと思われる重要な部分がほとんど明らかになっていないままに話は終わりを迎えてしまったためヤキモキしていたのですが(笑)。どうやら続編が既に決定しているとの事なので、何時になるのかは分かりませんが、気長に続編を待つ事にします。

習慣アニメ談話: 海賊王女

第1話の導入から逃走~旅立ちに至るまでは非常に良かったのですが…途中から何だか雲行きが怪しくなって来て、それでも抜群の作画クオリティで強引にねじ伏せて終盤まで引っ張って来たまでは良かったのですが…肝心の最終回で完全に力尽きたって感じでした。う~ん、惜しい!

P.S.
そもそも論と言いますか、タイトルにもなっている「海賊王女」の王女の部分はヒロインが王家の血筋を引いて~的な設定なので良いとして。問題なのは "海賊" の部分!どこをどう見ても海賊要素無くね?

最初は世間知らずのお姫様が冒険の旅に出発するに際し、ひょんな事から海賊船に乗り込む事になって~的なお話になるのかと思いきや。何か旅の仲間達は暗殺家業の忍者集団で、海賊は最初のやられ役に過ぎず、道中にも一切の海賊要素は無しで、一体どの辺が海賊王女なのか完全にタイトル詐欺状態。

それに正規の仲間である忍者集団が最初のやられ役である女海賊達と比べて余りにも没個性的で、逆に一瞬で消えて行ってしまった名前も知らないモブ女海賊達の方が強烈な個性を発揮していて記憶に残ります。これは邪推ですが、もしかして発案当初の構想予定ではこの女海賊達の方が仲間になる予定のキャラクター達で、忍者集団の方は予定変更になって付け焼き刃で急遽設定されたキャラクターなのでは?

そうだと仮定するとタイトルが『海賊王女』というのも頷けます。一体全体、どういう事情でこんな中途半端な作品になってしまったのか、一視聴者の立場からではうかがい知る事は出来ませんが…願わくば今後の作品でリメイク的な本当の『海賊王女』が見られれば幸いです。

習慣アニメ談話: 東京リベンジャーズ

流行りのループ設定かと思いきや、リトライは1回こっきりで2回目は無いので、そこら辺がナーロッパ世界とは大きく違う部分です。しかし自分的に衝撃だったのは、悪役のキサキの漢字表記が木崎とかじゃ無くて "稀咲" というキラキラ名字だった事ですね(笑)。

P.S.
しかし一番の衝撃と言うか突っ込みドコロは、主人公も含めてメインの登場人物たちが全員、15歳以下の中学生設定だという事!…ていうか東卍の初代メンバーらは創設時は全員、12~13歳って…ひょっとしてココは笑うところですか?

なのでふと考えました。もしかしたらこの「全員中卒」という設定は、この令和の時代の日本若年層にとって最もリアリティのある設定なのではないのかと。しかしながら2000年代に入ってからの日本の高校進学率は98%以上で、大学進学率ですら58%を超える勢いなので(これでもG8先進国の中では最低レベル)、この全員中卒というのは現代っ子にはあり得ない荒唐無稽な設定だという事になります。つまり今現在の令和の時代、石を投げれば高卒以上に当たる国民皆高学歴時代に突入しているのが現状。従ってこの東卍界は実際の現実現代日本社会とは似ても似つかぬ、とんでも虚構の異世界ワールド設定だという事になります。

マンガ原作作品などが大ヒットし社会現象的なムーブを巻き起こした際、よく言われるのが「現代のリアルな若者像に響いた」みたいな、要するに今までのご都合主義的な作り物的なニオイを感じさせないリアル写実主義が受けたみたいな評論がなされる事が多かったかと思いますが…前述の通り、この作品は登場人物たちの背景設定や劇中で起きるイベントの多くが完全に荒唐無稽な虚構丸出しのフィクションであり、リアルさの欠片も無い事が最大の特長です。となると今まで事あるごとに語られてきた「等身大のリアル感」というモノは、必ずしも作品が幅広く世間で受け入れられて大ヒットを生み出す主要因では無いという事になります。

まあ大前提として、荒唐無稽なファンタジー全開の作品は絶対に大ヒットしないという訳ではありませんが…。エンタメコンテンツ業界の常識としては「異世界ファンタジー設定は視聴者の理解を妨げる悪因なので、世界設定は努めて現代社会にすべし」というのが定石ですので。これに照らし合わせると真逆の結果となっているのですから、もしかしてこれは "常識を疑え" 的な話(笑)?

いやまあ恐らくそれは間違って無くて、この場合もパッと見では現代日本が舞台になっているので、初見の読者視聴者も特に身構えずに普通の不良モノかなと思って見始める訳で。こういったエンタメコンテンツ業界の「如何にして最初の1ページ目を読ませるか」というのが最も越えられない壁であり、それを安々と超えさせてくれるのが知名度であったり既知のジャンルであったりする訳ですが。この作品はそれを上手い具合にクリアしたのが勝因だったのかなと思いました。


その他には…

  • 現実主義勇者の王国再建記
  • 精霊幻想記
  • 出会って5秒でバトル
  • 月が導く異世界道中
  • ピーチボーイリバーサイド

~などが面白かったです。

日記:2021-04-03

4月になり心機一転…する事は何も無いですが…(笑)。まあまあボチボチと。


習慣アニメ談話: はたらく細胞BLACK

色々あったけど、最後は大団円かと思いきや…さらなるブラック環境に出向EDとは!続きが気になるけど、もう見たくないような…

習慣アニメ談話: 2.43 清陰高校男子バレー部

てっきり最後は負けるのかと思ってましたが、まさかの世界進出EDとは(笑)。OP楽曲が非常に良かったです。

習慣アニメ談話: 裏世界ピクニック

結局、裏世界とは何なのかさっぱりだったけど…都市伝説として語られる人の信心によって作り出された世界って訳でも無さそうだし、そこら辺の解説みたいなのが少し欲しかったかな。

しかし機械化車両を複数台有する大規模な米軍部隊が忽然と消えてしまったら、現実世界では大ニュースになって連日報道されそうなものだけど…。

習慣アニメ談話: ウマ娘 プリティーダービー Season 2

前期と同じく歴史モノのカテゴリなので、結果というか各ウマ娘たちがどんな風に勝ち負けて行くかは知ってたんですが。それでもラストの有馬記念は感動的でしたね。まあでも今期、一番の感動シーンはやっぱり、ダブルジェット師匠のヘロヘロ激走での圧倒的逃亡者かな(笑)?

習慣アニメ談話: 約束のネバーランド Season 2

尺が足らないのは最初から分かっていた事なので、こんな風にラスト1話で無理矢理詰め込んで全てが台無しになるのを避けられなかったのか。web界隈の伝聞情報だと、どうやら原作者の意向を最大限に汲んだ形だったとの事らしいけど…いや、そうはならんやろ~て感じがしました。第1期は非常に良かっただけに、何だか非常に残念ですね。

習慣アニメ談話: ゆるキャン Season 2

最終回とは思えない静かな立ち上がり、そして静かな終わり。またいつか、それが10年後であっても全く違和感なく観る事が出来るでしょう。

習慣アニメ談話: のんのんびより のんすとっぷ

ちゃんと確実に劇中内時間軸が進んで行くのは良い事だと思うけど、れんげさんが小3くらいの歳になったらどうなるのか…見てみたくもあり、見たくなくもあり…。完結、ありがとうございました。


P.S.
この他にも以下の…

  • 進撃の巨人 The Final Season
  • 転生したらスライムだった件 第2期
  • Dr.STONE STONE WARS
  • ログホライズン 円卓崩壊

~といったレジェンド級アニメがありましたが、いずれも一時休止で次期へ持ち越しなので、今から再開が待ち遠しいです。まあ当面は『キングダム』に期待ですが(笑)。