最終回シリーズ!もうちょっとだけ続くんじゃよ~♪
最終アニメ批評: 恋は雨上がりのように
まあ有りがちな「タイトルが実は作中の人物の作品名ED」みたいな。どうもコレって原作と違う解釈でのアニオリEDらしいけど、まあ無難と言えば無難だし、近い将来にまた少しだけ成長した二人が再会した時に、或いは別の新しい恋物語が始まるかも~と予感させつつの幕引きで、強引にぶった切るオチよりは良かったと思います。出来れば2クールで見たかったね。
最終アニメ批評: からかい上手の高木さん
最初から最後まで非常に良かった。自分的にはハズレ回が1つも無かった様に感じたけど、これはやっぱり無理矢理に百合要素とか変なオカマキャラ(敢えての侮蔑的な表現)を一切入れなかったのが良かったと思う。
自分は他のは見てないけど、巷では大量の亜流作品を生み出したらしいので、コレはもう第二の『けいおん!』と言っても良いレベルの成功では無かろうか。まあしかしまたこのくらいの良質な作品に巡り合うためには、また5年位は待たないといけないだろうけど…非常に満足です!
最終アニメ批評: 宇宙よりも遠い場所
最初はJK4人組が極限環境に曝される事により、やがて互いの「思い」や「絆」に目覚めて行く話かと思いきや。むしろ南極は付け足しのペーソスに過ぎず、メインは徹頭徹尾に「ガール.ミーツ.ガール」をひたすら描き続ける作品だった。
登場人物それぞれの人生観や友情観が、ぶつかり合い擦れ合い軋み合いながらながら人として成長して行く過程を爽やかに描き出した傑作だと思います。何でも海外で大人気だそうですが、本質的な人の感情は国籍や民族宗教などに関係無く普遍的であると言う事なのでしょうか…?
一見、主人公?の報瀬さんと母親の関係を修復する展開の様に見せかけて、本来であればストーリーに大きく関わって当然のはずの父親の存在が全く無く(本当に影形どころか名前や友人感の話にさえ出て来ない)!その実は徹底して装飾を削ぎ落としたストイックな描写のみ徹して描く、かなり特異な演出方法だなと思いました。
同じ様に日向さんの友人回の描写も、徹底して日向サイドからの描写のみで「相手側の心の声」を一切排除した演出方法は、もしかしたら今後の漫画アニメの業界メソッドにも大きな影響を与えるかもしれないなと思わせるほどにソリッドな切れ味を感じさせました。
この両名に比べると結月嬢とキマリさんの描写が少々手緩く感じますが(笑)、全体として見返した時にはこれはこれで丁度良いくらいかなと思います。非常に良かったです。
P.S.
もしまた南極、或いは北極圏へ行く場合は、リアルで10年後くらいにして欲しいですね(笑)。