台風一過と共に10月。俺たちの "平成、最後の夏" はまだ終わらない…!
最終アニメ批評: アンゴルモア 元寇合戦記
悪くはなかったけど、やはり封建社会に生きる昔の人々を現代人の価値観で描き過ぎている感あり。一応、「一所懸命」というのがキーワードにはなっているのだけれども…所詮は自民教的隷属的全体主義価値観に迎合しようとし過ぎている。江戸時代以前の武士武家の価値観は現代日本人の価値観とはおよそ相容れぬ対極的な位置にあるので。
自分には違いが分からないけど、武道を嗜む人から見れば、鎧甲冑を着けた時の弓の扱い方が非常にリアルに描写されてたそうです。まあ最近は弓道警察とかの検閲が厳しいので(笑)、嘘よりはリアルな方が良いとは思いますが…でもアニメとか漫画って史実に忠実に作画する事が目的では無いので。多少、いや全ての描写がインチキであってもキャラクター達がリアルに描けてれば、それが "リアルな物語" だと自分は思います。
最終アニメ批評: 天狼 Sirius the Jaeger
ん~、かなり微妙(笑)。つ~かFグラフ様の第二形態ダサ過ぎでしょ。アレもお絹さんデザインなの?ちょっと失望したぞ。
それに「シリウスの匣」も何がスゴイのか結局よく分からず仕舞いだし…。超古代文明の叡智なのか、単純に莫大なエネルギー源なのか、はたまたオカルト的ワールドアイテムなのか?作中で描かれた匣の力って、食べたら目が光る以外に何も無いし(笑)。つかFグラフ様も正体不明のモノを初見でノータイムで食べるなよ(笑)。バンパイアってバカなの?
バンパイアエイズに感染したら「血の盟約」の呪縛から逃れられる~的な前振りを受けて、てっきり匣の解読に成功したら解決方法は「バンパイアとしての超能力を捨てて普通に人間に戻る治療法」みたいなオチになるのかと…!あれだと匣を食べて真祖になるって、まるで匣はただの精力増進剤バイアグラじゃないですか。
後、あれだけ徹底して下の者を蔑み残虐非道な振る舞いを繰り返してきた双子ズが、20秒くらいで真人間に改心して最後は罪を悔やんで自殺するとかあり得んでしょ。何つ~かキャラクターの内面の動きを描くのが面倒くさいのなら、素直に馬娘みたいなアホアホ作品だけをやってればいい(あれは面白かった)。
P.S.
何かPAって『凪のあすから』の頃を頂点に段々と落ちて来ている感じ。『有頂天家族』は1期2期共に良かったけどアレは原作ありきだし、純然たるPA作品としてはどうも全体的な質というか熱量?みたいなモノが足りなくなっているみたいな。
つ~か1クールの短期決戦的な作品作りに向いてないんじゃないかと。2クール以上の序盤からちょっとづつ種を蒔いて、中盤で水をやり肥料を足して、そして最後にたわわに実った果実を収穫するというメソッドじゃないと無理みたいな気がする。