日記:2019-03-04

気がつけばもう3月…絶対に黙祷なんかしないぞ!

習慣アニメ批評: 笑顔の代金

1話ずつのターン制?で互いの両陣営から物語を交互に描くという、今までありそうで余り無かったスタイルの異世界モノなので、巷での評判は芳しく無いみたいですが…自分は割りと気に入って見ています(笑)。で、まあそれはさて置き、劇中でどうにも気になる部分があるのですが…幾ら何でもありの異世界ファンタジーでも12歳の完全未成年を法的制度的象徴的の完全独立君主として位置付けるのは無理じゃね?みたいな…。

いやこれが往年の『プリンプリン物語』みたいなアホアホ珍道中記みたいな話であれば別に気にしませんけど。一応、それなりに政治的な解釈とか人道博愛主義と現実社会との折り合いの難しさとかをテーマとして扱ってますよね?そういうやや硬派な作品なのに、それを底支えする世界設定とかがいい加減だと観てる方も白けるというか、せっかくの良い舞台劇なのに役者の衣装の背中に値札が取り忘れてるのが見え隠れするみたいな一種の興冷めです。

こういう場合、普通は少年王を補佐する摂政みたいな王女様が成人するまでの間を補佐して代理統治する大臣役が必要でしょ。王家の血筋的なモノが必要であるのなら、遠戚の叔母さん叔父様みたいな人が出て来てそれがまた物語に混乱を与えたり、或いは方向性を定めたりといった舵取り役を任せる事も出来ると想うのですが…。本来であればこの役どころは眼鏡秘書が担うべきですが、恐らく後半の物語の締めに使うために「敵国からの亡命者」という設定を付与されてしまっているため彼女は政治的にはかなり下にならざるを得ず。だとするとハロルドかイザナがこの役どころになるのが適当なんですが…ここもこの作品のもう1つ気になる部分というか、それは「王女の周囲に武官しか居ない問題」です。

政治的助言や人生の訓示を与える人々が眼鏡秘書を除くと尽く暴力装置の軍人ばかり。いや~さすがにそれでは国主が未成年とか以前に国が治まらないでしょ。て言うかこの国のモデルは先軍政治を標榜する北朝鮮か何か?仮に戦時中であっても国家の基本指針とか戦争自体の方向を決めるのは文官の役目であって、極端な話、軍人は自己主張せずに文官の言いなりになって貰わないと国は直ぐ様に破綻して軍事国家へと突き進んでしまう訳で。軍人の発言力が肥大化した国の末路は北朝鮮や旧JAPランドの事例を出すまでも無く自明の事です。

ですので一見して幼い王女様を頂き被害者ヅラしてる王国ですが、その内情がこの様に先軍化して武官の暴走を止められない自体に陥っているのだとしたら、この様に他国に侵略され強制的に「自由と民主主義」を押し付けられるのも致しか無いかと。あれ?でも侵攻して来た帝国も先軍政治を敷く軍事国家なんだっけ??いや~そうなって来るともうどっちも共倒れで滅んでしまった方が将来的には人民のためになるかもね(笑)。

習慣アニメ批評: ネバーランド

今の所、最高に面白い。聞く所によると農園を脱出した後がグダっていまいちになるらしいのですが、まあアニメの方はそこで終わりそうだから面白いままで完走して欲しいです。

習慣アニメ批評: アニマ

視聴者が望んでいた荒ブキ飛行隊ってこんな感じだったんじゃないかな(笑)。

いや~それにしてもアニメの男は鈍感主人公てのは1つのテンプレなんですが、それにしてもこの主人公は人の心を持って無いというか非道過ぎね?いくらDTとは普通、ここまで言わないでしょ!…とお思いの貴方!いや実際に拗らせたDT、しかも30過ぎのオッサンDTとかってもっと酷い事を息を吐く様に女子に対して言って毎日毎秒単位で周囲の顰蹙を買ってるんですわ(経験談)。

で、現実の女子はこんなに優しくないから、いちいち面と向かって「死ね」とか言ってくれないですからね。その瞬間に心の中で永遠に切られてモブ背景になるだけ、その後は絶対にリカバリー不能。バイパーゼロが言ってたみたいに「遺伝子配偶者と見做れている場合」の時のみ、多少は言い過ぎても後のフォローで回復可能ってだけで。そうで無い場合は1アウトで即退場ですから。

まあでも、そんな勘違いDTが数多くいるからwebビジネスは回るんだけどな(笑)。