命令の "令" に平和の "和"、そう普通の日本人ならね!…という訳で何だかあっという間に4月新年度になり、しかもすぐそこに5月のGWが10連休とか何とか。とりあえず「今上」という文言を多用してる連中は無知かキチガイ。
最終アニメ批評: ケムリクサ
11話が余りにも盛り上がったせいで最終話がむしろやや平坦に感じますが、全体を通して十二分に平均点以上のアベレージを叩き出したと思います。やっぱ最後は多少ビターな感じはあっても良いけど、方向性としては救いがあるというか、最低限の未来へ繋がる様な締め方じゃないとね。
しやしかし期せずして2連続で監督個人の才能がズバ抜けている事を証明してしまい、今後もますます期待がかかると思いますが…自分的には逆に次は少し時間を空けて、監督が本当にやりたい事に特に時間的資源を充分に取って臨んでもらいたいです。方向性が全く違うので比較になるかどうか分からないのですが…かつて天才と呼ばれ今でも充分に異彩を放つ梅津泰臣も、低予算で制約の多いエロアニメから解き放たれて自由に一般向けアニメを作らせれば!…との期待に現状では余り応えていないと思われるので。その辺、たつき氏はどういった答えを出すのか今後も注目したいです。
P.S.
2はありゃやっぱダメだわ。
最終アニメ批評: 風が強く吹いている
終盤に充分に尺を取ってメンバー全員の総括をやったのは良かったですね。あれを一般的なアニメ作法に則って23話~24話の2連続で一気に最終回!…みたいにやられたら全てがブチ壊しになるところでしたから。
京アニを始めとして、今後もホモホモしいアニメをやろうと思ってる所は、この作品を充分に研究評価して役立てて欲しいものです。例えそれが食べ残されて生ゴミ行きになるとしても、ハンバーグ定食にはパセリが必要なのです(笑)。
最終アニメ批評: エガオノダイカ
最終回の落ちが最初から容易に推測出来たので、そこはもう一捻り頑張って何かセンスofワンダー的なモノが欲しかった。
ここ数年、タツノコプロは色々と模索してるみたいだけども…少なくともアニメに関してはどうにも空回りしてる印象が否めない。CGアニメの『infini-T Force』とか、過去の遺産の『夜ノヤッターマン』とか、或いは『ガッチャマン.クラウズ』とか…
深夜アニメメソッドで円盤商法をメインに据えるのであれば、現実問題として「ソフトポルノ作品(萌えアニメ)」しかペイしないし。それは現状では完全に飽和し切ってしまい購買層である萌えブタの絶対数が増えないので、少ないパイを取り合う凄まじい生存競争に巻き込まれるだけで勝算は非常に薄く、勝っても利益は多くない。
何かこう20年先くらいを見据えた事業計画を考え、それを不断の努力で実行し続ける信念みたいなモノが無いと、このままズルズルと沈下して行ってやがては消えてしまいそうです。