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EVO2011・その1

通称「EVO」こと、“EVO 2011 Gaming Tounament”が先日開催、終了しました(2011年7月28日~8月1日)。このゲーム大会は日本でもお馴染みの、梅原プロやジャスティン(笑)、ときどプロ~等々の面々が出場する世界屈指のゲーム大会です。

EVO Championship Series - 公式HP
EVO-2011:大会結果Blog(CAPCOM系のみ) - ShoRyuKen.com
EVO-2011:大会全結果 - EventHubs.com


SUPER STREET FIGHTER IV ARCADE EDITION

大会前はユンで溢れかえるとの予測でしたが、TOPランカーの人達でユンを導入してきた人間は意外に少なく。決勝戦もまさかの「フェイロン vs バイパー」となりました。むしろ上位進出者にはバイパー使いの方が多かった様な印象です。

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SF4AE - 優勝:ふ~ど(フェイロン)
本人のテクもさることながら。今回は使用キャラのフェイロンの爆発力に助けられたって感じです。特にフェイロンのウルコンである〔烈火真撃〕は、生当てなら1発4割を持って行く事もある、SF4AEキャラの中でも屈指の高火力を誇っています。試合中にもここ一番という所で、この高い攻撃力に何度も救われていました。期せずして大会の大取を務める事になり、プレッシャーも相当な物だったと思います。NewHERO誕生!優勝おめでとうございます。

SF4AE - 2位:Latif(バイパー)
本人の風貌がいかにも「ゲームしか取り柄がないヲタク」って感じで好感が持てます(笑)。試合の方も、特に起き攻めに絡めた「めくりバーニン」が冴え渡っていました。しかし決勝戦では前述の火力差に泣いた感じです。

SF4AE - 3位:Poongko(セス)
今大会のMVPと言っても過言ではないでしょう(笑)。密着からの「コマ投げ」と「無敵昇龍」の強引な2択を迫って来る、ある意味実に韓国人らしい意味不明の超強気な攻めで会場を大いに沸かせました。BOSSキャラであるセス使いというのも、彼のキャラクターに非常に合っていました(笑)!今後とも“床勢(笑)”のカリスマとなって、ゲーム界を牽引して行って欲しいものです(笑)。

SF4AE - 4位:ウメハラ(ユン)
今回、感じた事は全体的に梅原プロには集中力が欠けてた感があります。コンボミスも多かったし、スパコン暴発とか、普段ならありえない様な凡ミスを連発していました。その心中は他人が察する事は出来ませんが、もしかしたら“キャラ変え”した事を引きずっていたのかも…??


MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds

SF4と並んで、こちらもメインイベントの一つであるMvC3!やはりこのタイトルも大会前から「闇フェニックス酷すぎる!」と、色々と不穏な空気が流れていましたが…(笑)。フタを開けてみればそれほどでも無かった様です??

まあ確かに、優勝したViscantさんの使用キャラには“空中要塞フェニックス”が常備されてたんですが(笑)。それでも全く突き崩す隙も無い!~というほど鉄壁キャラでもなく。そこはやはり3on3システムの妙と言うべきか、チーム戦の強みを生かして攻め切れば、フェニックスを覚醒させずに倒す事もそこまで難しいとは言えないレベルでした(そうは言いつつもフェニックスが頭一つ抜け出たキャラなのは間違い無いですが)。

またフェニックス自体は覚醒前後共に耐久力は最弱キャラなので、後述の通りある程度火力の高いキャラのコンボなどが1発ささるだけでも、割と簡単に事故死(1ゲージ10割コンボ確定)してしまうキャラという、実にピーキーな性能のキャラです。何でも無難に全キャラの性能を平らに均してしまおうとする日本のメーカーには見習ってもらいたい部分ですね(笑)。

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MvC3 - 優勝:Viscant(ウェスカー、市長、フェニックス)
優勝したのに会場内では完全にヒール(笑)。彼がキャラ選択する度に、会場内では大ブーイングが起こってました(笑)。しかし世界一になっただけあって、キャラ性能に頼り切った戦いではなく、主軸となるフェニックスを残り2キャラでどう守りきるか?~といった戦術思考の高い選手でした。まあ本人もヒールは自認してるみたいだったので、今後とも厨キャラマスターとして君臨して欲しいです(笑)!

MvC3 - 2位:PR Balrog(ダンテ、ウルバリン、トロン様)
決勝戦、会場は完全に彼の味方でしたが…後1歩及ばずでした!しかし5戦目での、残り体力1cmに追い込まれての、さらにラスト13秒からの奇跡の“一撃必殺10割ミキサー”を敢行した勇気と見切りテクニックは、EVO2011名勝負のみならず、今後の格闘ゲーム名勝負としても後世に語り継がれる事でしょう!トロン様万歳~!!

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尚、動画内で実況の人がしきりに「Reset~!Reset~!!」と連呼してるのは。EVO大会ルールで、決勝戦では敗者復活側から上がって来た方(この場合はPR-Balrog氏のトロン様)が3連勝すると、その時点で一旦両者の勝ち数がリセットされて0勝0敗から知り直しになるルールだからです。リセットされてから3勝した方が優勝となります。なので敗者復活枠から上がって来た方は、優勝するためには勝者枠の倍の6連勝しないとなりません!

MvC3 - 3位:Justin Wong(女ハルク、ウルバリン、豪鬼)
前日のSF4では早々に敗退してしまった事と、元々こっちの方がメインだったジャスティンさんにはまさしく、「全米の期待」が掛かっての出場だったのですが…健闘むなしく、優勝のViscantフェニックスに敗れ3位という結果になりました。しかしその試合内容は非常に接戦でしたので、ほんの少し何かが違えば充分に優勝の可能性もあったと思います。お疲れ様でした。れっつごー、ジャスティ~ン(笑)♪

MvC3 - 4位:Combofiend(女ハルク、タスクマスター、トップシークレット)
今大会のダークホースとも言うべき選手。とにかく2キャラを瞬殺されてからの、本命のスペンサーのみでの立ち回りが圧倒的でした!タスクマスターも〔ウェブスイング〕を使った空中綱渡り的な動きで相手を翻弄するキャラですので、まさに“Bionic-Fiend”の名に相応しい戦いでした!どちらかと言うと弱キャラ構成チームで、よくぞココまで勝ち上がって来たと誉めてあげたいです。


上記ゲーム以外にも、『ブレイブブルーCS』、『鉄拳6』、『モータルコンバット9』~の決勝戦も行われました。最終的な総評も含めて、また続きは明日以降のエントリで~♪