「日記&雑感」カテゴリーアーカイブ

日記:2019-01-22

新春アニメ批評: revisions リヴィジョンズ

中二病を拗らせた主人公が実に魅力的に描けている。生徒が何人も死んで明らかにカタストロフ級の大変な事態になっているにも関わらず、終に予言通りになったと嬉々としてる主人公が実に良い。

新春アニメ批評: 盾の勇者の成り上がり

1回、主人公をドン底に落としてからの~的な王道のテンプレ展開。その後のヒロイン?に対しても対等な関係では無く、物理的に圧倒的な抑圧関係を通してからの上辺だけの優しさ(主人公側からの対価を伴わない施し)によって相手を支配しなければ、まともに会話すら成り立たない貧しい対人関係を主軸に据えてるのもテンプレ的で良いですね(笑)。

新春アニメ批評: 賭ケグルイ××

相変わらずの顔芸アニメ(笑)。まあでも安定して面白い。

新春アニメ批評: 私に天使が舞い降りた

幼女魔王よりもこっちの方が好みというか面白い。

新春アニメ批評: 五等分の花嫁

よくあるハーレム物かと思いきや…なかなか面白い!巷ではヘッドホン四女が人気らしいけど…自分にはいまいち良さが分からん。もしかして歴女ヲタク設定だから?

新春アニメ批評: かぐや様は告らせたい

会長の中の人が宮守で無い事に違和感を感じる(笑)。まあでも最初からキャラ設定がピンポイントで分り易く、テンプレ展開を繰り返して行くんだろうなと楽な気持ちで観れるのも良い感じ。

新春アニメ批評: エガオノダイカ

いやお前が死ぬのかよ!?て、なかなか斬新なスタートラインから始まって行ったけど…この後の展開は王女様が発狂して覇王になるのか、それともありがちな引きこもり展開になるのかで評価が分かれる所ですな。

新春アニメ批評: 約束のネバーランド

名前だけは聞いていたので視聴。やはり監獄脱出モノは面白いね。

日記:2018-12-30

そんなこんなで2018年も終わり、これで平成最後のお正月が来る?

去年はこの時期も結構、暖冬傾向だった様な気がしたんですが、今年は急に寒くなってまるで冬の寒さが到来したかの様ですよ。

それでは皆さん、良いお年を。


最終アニメ批評: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

まさかの劇場版商法!でも確かにこのままだと翔子さんが物理的存在なのか、はたまた咲太くんだけが観測可能な存在なのかが意味不明のままだしな。もやったまま終わる。

最終アニメ批評: 色づく世界の明日から

あれ?墓参りEDでも良いけど、まさか全員死亡EDって訳でも無いだろうし、最後は順繰りに60年ぶりの再会行脚とかしないのかよ。これまた何かもやったまま終わるな。

最終アニメ批評: やがて君になる

そう言えば英語表題が "Bloom into You" になってるけど…英語での "bloom" て「花が咲く」とか「健康的に輝いている」て意味だから何か完全に意味不明。何かこういう英語表題を糞JAPが無い頭でこねくり回して小難しいオサレタイトルにしたったわ!~みたいなのって必ずや失敗してるというか、外人が考えた変な日本語みたいになってる。

こういう場合は奇をてらう事無く、ビビらずに普通に中学生英語でストレートに直訳した方が返って正しく意味も伝わるインパクトある英語タイトルになると思います。多分、普通に "someday, would become you." とかの方が文芸映画ぽい感じのタイトルになるんじゃないかあと思います。

一応、英語表現でもかなり捻った言い回しとして "You will bloom into a beatiful lady." みたいな言い方が無くは無いけど…この表現だと内面よりは外見的美醜に着目した表現ニュアンスが強く感じられるので、このアニメのタイトルとしては適当な表現では無い様な気がします(シェークスピアみたいな古典でお姫様のご機嫌取りに「いずれ貴方様はお美しくなられますぞ」みたいな言い回しに感じられる)。他にも "bloom into a scandal" で「スキャンダルに発展する」みたいな言い方もするし、字面とは裏腹に余り良い印象を与える表現では無いかなと思います。

そもそも原題の日本語が「やがて君になる」と非常に平易な語句のみを使っているのですから、英語表記にする場合もそれ呼応させて平易な英語表現のみで構成するべきなのではないかなと思うのです。

P.S.
ところで生徒会劇はどうなった?スゲェ、もやったまま終わる。

最終アニメ批評: 軒轅剣 蒼き曜

まさかのダルマED!結局、最後までタイトルの読み方は分からず仕舞い。まあでもなかなか面白かったです。

最終アニメ批評: INGRESS THE ANIMATION

見終わってコレがちょい昔に流行ってたゲームが元ネタになってる事に気付きました。最後、何か幻魔大戦みたいな超能力バトルになってしまったのが残念だけど、全滅EDとかじゃ無くて良かったです。ただ全体としては話が単調気味というか、当初は味方だと思っていた人物こそが黒幕で狂信的確信犯だった!~てのはちょっと食傷気味なので、そこはもう一捻り欲しかった。

CGの人物描写、特に表情がかなり自然な感じにレンダリング出来る様になったのはさすがだと思いました。ただ通常時の動きが静かな時のニュートラルな立ちポーズが違和感あるというか、いわゆる3Dポーズ人形に特有の「Tポーズ」臭さが抜けてない辺りが今後の課題ですかね。

最終アニメ批評: ゴールデンカムイ 第二期

尾形上等兵は裏は無いと信じてたのに…それにアチャも出て来た瞬間に即死して、これだともう誰も本当の金塊の隠し場所は永遠に分からなくなったんじゃ無いの??

最終アニメ批評: グラゼニ シーズン2

全く最終回感を感じさせない最終回(笑)。この調子で何の予告も無く唐突に全く同じテンプレで第3期もやって欲しい。

最終人形劇批評: Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2

伝え聞くところによるとどうやら第3期も既に確定してるらしいとの事なのでまた楽しみです。

それにしても名言連発で最初から最後まで痺れっぱなしでした。「本当に強いヤツは倒した相手の復讐に怯えないヤツの事」とか「能力以上の働きで主に報いよう思うのは真の忠節に非ず」とか、いつかリアルで使ってみたいフレーズのオンパレード(笑)!

前回にも増して今回も話の筋立ても良かったです。最初は新キャラ登場でちょっとアクが弱いかな?と思ったりもしたんですが…全然そんな事はなかった(笑)。いや~虚淵マジックが炸裂し続けた3ヶ月間でした。

日記:2018-12-07

習慣アニメ批評: 中華アニメ

自分が知る限り"滴水刑"をアニメや漫画で初めてきちんと丁寧に描写した作品になったのではないでしょうか?

その昔、かの有名な『北斗の拳』でアイン兄弟がこの滴水刑を受けながらも物ともせずに兄弟が互いに今は何滴目だったかを語り合うシーンがあるせいで、いまいち昨今の若者の中には大した刑罰では無くある程度のメンタルがあれば耐えられると勘違いしてる者も多く見受けられますが…まあ無理ですから。

こういったメンタルが破壊されていく過程というモノは、物理的にある程度の尺やページ数を取って描写しないと、その心理的圧迫感というモノが視聴者側に全然伝わらないんですね。顔芸とかでいくら瞬間的な描写を凝らしてみてもギャグにしかならず、拷問刑罰の真理というか本当の恐ろしさが伝わらない。

そういう意味では神回だったかも(笑)。

習慣アニメ批評: 箱根

原作にもこの「だが断る!」ネタてあるのかな。

しかし漫画読みだから猫背で姿勢悪いから走るのが遅かったって…かなり強引なネタで押さえ込んで来たな。

それはそうと監督の爺さん、何もやって無くね?

習慣アニメ批評: SAO

キリトさん、当初の目的を忘れて完全にこの世界の住人になりきってない?騎士になってアリスと再会して、その後の事はどうするのかプランあるのかな?

しかしモブ貴族トリオの奴らが普通に強キャラ設定でたまげた。そう言えば昇進試験?の順位は5~6位て言ってたて事は、キリトさんらの上に後4人は居るって事で、その内の2人がこのモブ貴族て事か(笑)。

貴族としての特権地位に固執する欲望が身体能力を凌駕して抜群の剣技の冴えを発揮するとか、ある意味、DBの「純粋な悪に目覚めて超サイヤ人になったベジータ」並みに凄くね?

日記:2018-12-01

2018年も後、740時間を切りました。そうしてこうしてる間にもアフリカでは1分間に60秒が過ぎ去っています。

習慣アニメ批評: ジョジョ5部

ミスタの声に違和感はあるものの徐々に慣れて来ている。これは2部の若ジョセフの声が最初は違和感ありまくりだったのが、回が進むに連れて中の人がキャラの性格や役回りを掴んでストーリ進行と共に一緒に成長して行ったのと似ている。まあ自分の場合、その違和感の9割は同時進行で視聴中の『東離劍遊紀』のせいなんですが…(笑)。

P.S.
新パターン導入のせいで、2面の対花京院戦が異常に難しくなりちっとも抜けれないハメを喰らい中…!

習慣アニメ批評: スラ太郎

前々から思ってたんですが…普通に現世ホモサピエンス種と違和感無いレベルでの知的会話のキャッチボールが成り立つくらいに知能が高度に発達し、尚且つそれに準じた高度な発声型言語体系を有している知的生命体種が、互いの個体認識を円滑に運ぶためには必須とも言える「名前(固有名詞)」を持たないのはさすがに作者も間抜けが過ぎる様な気がしますが…ま、イイか(笑)!

習慣アニメ批評: メイド

むしろオシャレ番長JSの名字が巻島先輩じゃ無い事に違和感(笑)。つ~かこの家、絶対にイギリス留学して兄の事業を手伝ってる元サイクリストのロン毛兄貴が居るだろ。

習慣アニメ批評: ブタ野郎

もしかして思春期症候群は1つの町の中で1人しか同時に発症出来ないみたいな制約があるのか?

とりあえずOPに出て来るキャラは全員が出揃ったか。ギャル妹?はいつも通りに豚野郎に惚れてしまい、最終的に「本当の私自身を見て欲しい」的な理由で元に戻りそう(笑)。

日記:2018-11-13

習慣アニメ批評: スラ太郎

あ~これはいけませんねェ…。スライム主人公の話をやると決めた時から、この「悪いスライムじゃ無いヨ」は絶対に避けては通れないネタですが…勇者さんが失笑したのは頂けなかった。

無論、勇者さんも多少の時差は有れど80年代以降の現代日本からの転生者ならば、それはそれで良かったのですが。最初にキッパリと昭和初期の大戦中の幼児?時代に転生させられた描写があるし、何よりも本人自身が全くビデオゲームというモノを実体験した事が無く知人からのまた聞きだと言ってる点が問題です。

まず昭和初期の大戦中の人間に現代のビデオゲームの概念が全く理解出来ない問題。そもそもこの時代には白黒テレビすら無く一般庶民には動画という概念すら存在しない時代。唯一の動画メディアは映画(活動写真)しか無く、しかしそれも本土空襲される大戦末期の1940年代には軍の検閲と物資不足で娯楽作品は無くなり、また子供は少国民としてド田舎に強制疎開させられて毎日が戦時教練に明け暮れる日々であり、たまの娯楽で映画を楽しむ様な状況では無かった(そもそも贅沢は敵だの時代)。

こんな時代世界の人間が完全に空想だけでDQの様なビデオゲームの概念を想像する事は不可能であり、故に友人知人から如何に詳細にその逸話などを語り聞かされていたとしても、その話をフイに聞かされて思わず失笑する様な事はあり得ないのです(1990年代に今のスマホ時代を誰も空想すら出来無かった様に)。この場合の勇者さんのホモサピエンス的に正しい反応は全くの無反応か、或いは「涙する」です。

無反応はまあ当然として、何故に涙を流すのが正解となるのかと言うと。まだその過去は語られていませんが、勇者さんが無理矢理に転生させられた際に見ず知らずの異世界で良くしてくれた友人が居て、その人が郷里を懐かしむ際に語っていた「悪いスライムの話」を全く予期せぬ時と場所で、正に目の前のスラ太郎が言ったのを聞いて思わず今は亡き旧友を偲んで涙が溢れ出る~というのであれば正解です。とにかく「思わず吹き出す」という選択肢は絶対に無い。

例えば小野不由美女史の『十二国記』にも同じ様に「昭和初期の大戦中の日本から異世界へ飛ばされた日本人」が登場しますが。彼は主人公らを同郷から来た同じ境遇の哀れな友人同胞として良くしてやるのでは無く、主人公らから戦後の日本は高度経済発展して自分たちは豊かな日本から来たのだという話に嫉妬して主人公らを官憲に密告して売る~という描写あります。

表面上では僅かな金銭を代価に密告する描写がありますが、その本心では自分は日本の戦時下で塗炭の苦しみを味わい、そこから抜け出して異世界転生したと思ったらこっちのでは言葉が通じず現地人から馬鹿にされ能無し下働きの下男としてその日暮らしを強いられているのに、同じ日本人の主人公らが苦しまないのはおかしいと嫉妬に狂い憎悪を燃やして復讐心に駆られての行動である事が読者には示唆されます。

ただただ流行りのネットスラングやテンプレにキャラを当てはめて行くだけの話と、精緻な取材と日々の人間観察からもたらされる普通の人々の描写には、いわゆる「ならう系作家」と文章力を鍛えた作家との違いが歴然と表れる部分です。現実の自衛隊はエルフを守らないし、現実の中国人は約束を守ります。

巷の噂ではスラ太郎ビジネスは大成功で億単位の儲けが出てるとか出てないとかだそうで。そこは売れれば官軍の世界ですから、原作者の人は脱税でパクられない様に注意して一財産を築いた後は堅実な運営を心がけて欲しいものです(笑)。