CPT2016-FR19

という訳で先週末に「CPT 2016: Final Round 19」が開催され、これが初のSF5のプロトーナメント大会となりました。


それなり楽しめたんですが…やはり発売されてまだ時間が経っていないせいで、根本的にゲーム自体の攻略がまだまだ発展途上と言う感は否めず。全体的にどうしてもお見合いが多目の、ともすれば泥試合に成りがちな印象でした。

まあそれでも決勝トーナメントに入るとさすがに世界を股に掛けて活躍するトッププレイヤ同士の戦い。未攻略の部分を今までの経験でカバーしながら、足りない部分は互いに "人読み" で何とか凌ぐ感じがまた如何にもプロっぽい試合運び。SF5から新キャラ組である毒使いファンを使ったSonicFox選手が大きく場を荒らし、会場をかなり盛り上げました。

日本人選手の多くが決勝まで勝ち進み、ここでもゲーム大国日本の存在感を見せ付けていましたが。今回はウメハラ選手はエントリせず、また前年のEVO覇者であるモモチ選手も今ひとつ奮いませんでした。特にモモチ選手は持ちキャラであるケンで参戦かと思いきや、春麗でエントリ。これはやはりまだ攻略不足でケンでは充分な戦績を上げられないとの判断かと思いますが、結果は芳しくありませんでした。

今回、日本人選手の中で一人気を吐いていたのがゴイチ選手(GO1)!軒並み有名プレイヤが持ちキャラ未実装問題に苦戦する中、春麗の高起動戦術を武器に次々を海外強豪を撃破。順当に決勝トーナメントへ駒を進めました。そして忘れてはいけないのが我らがトキド(笑)!やはり持ちキャラである豪鬼がまだ未実装の中、比較的共通項の多いリュウを使い、見ている観客をハラハラさせながらも終には決勝の大舞台へ!果てさてSF5初の栄冠は一体誰の手中に渡るのか…?!

P.S.
下馬評ではザンギやバーディが強いとの話だったのに、実際に決勝の場に残ったのはカリン、リュウ、ミカ、ナッシュ~と言ったかなりスタンダードなキャラばかり。やはりこの辺にもまだまだ攻略発展途上中と言う感じが色濃く出た感じです。

ただし実際のプレイを見た感じでは、前作USF4ほどキャラ差は出ていない感じ。特に今ままではかなり絶望的な戦いを強いられて来たザンギなどの投げキャラ勢が大幅に強化?された印象でした。しかし前述の通り、実際に勝ち進んだキャラはいわゆる道着キャラがほとんどだったので、本当に投げキャラが強化されたどうかの結論は今暫く待たねばならないでしょう。

自分的には速攻で下位予選リーグで敗退となりましたが、EVO優勝経験者でもあるゲン使いのXian選手が、今回はまた癖の有りそうなファンを使ってのエントリだった事に密かに注目。現状はまだ分かりませんが、これはもしかしたらひょっとすると、夏頃には何か大波乱を巻き起こしてくれるんじゃなかろうかと期待しています…(笑)!