「HiScore」タグアーカイブ

龍虎の拳2、タクマ:396万

昨年末からずっと入れ込んで来た『SUPERマッスルボマー』が予想外のカンストという結果に終わり、失意の後に心機一転とばかり『龍虎の拳2』を再研究していましたが…このほど、ようやく一通りの結果が出ましたので報告します。


Twitterではちょこちょこと話していたのでご存じの方のいるかと思いますが、"龍虎の拳2 - タクマ:3963652点" です。やり始めた当初は375万を目指して研究していたのですが、30万以上の大幅更新が達成出来ました。まあネタ元はいつもの様に "カス暫烈(気力無し暫烈拳パンチ)" なんですが…(笑)。それでも現在の大阪の最終スコアはかなり高いレベルだと思っていたので、それを30万以上も上回れたのは感無量です。


古参の龍虎2プレイヤなら知ってるかと思いますが、この『龍虎の拳2』には特殊なシステムが実装されていまして。それは「コマンド必殺技を出すためにはゲージを一定量消費する必要がある」というモノ。

一般的には「気力ゲージ」と呼ばれるモノが体力ゲージの直下に表示されており、何かしらのコマンド必殺技を出す毎にこの「気力ゲージ」が消費されて行き、最終的にはゲージが全て無くなってしまうと必殺技を出す事が出来なくなってしまいます!…というのは間違いで、実は気力ゲージが無くなってしまっても必殺技は出す事が出来るんですが(笑)。

じゃあ何も問題無いじゃないかと思われますが、この気力ゲージが無くなってしまうと大幅に必殺技の性能が弱体化するシステムなんですね。つまり通常、飛び道具系の「虎煌拳」はスト2の波動拳よろしく発動すれば普通に画面端まで飛んで行く気合弾系必殺技なのですが。これが気力ゲージが無くなってしまうと弾が自キャラの目の間で消失してまう、まるで「ダンの我道拳」みたいな性能に弱体化してしまう様になっています。

なるほど、それではこのゲームは常に気力ゲージ管理をしながら、必殺技の性能を低下させない様に気を使わないといけないんだな~と思いますよね?まあそれは対人対戦ではそういう部分もあるんですが、実はほとんどの技が「意図的に気力を減らして弱体化させた方が、技の硬直や判定が強くなる逆転現象が起きる」という謎システムでもあるんですね(笑)。

特にスコアプレイに関して言えば、むしろ技のダメージが10分の1くらいにまで低下するのに加算される基本スコアにはほとんど変化が無いため、ラウンド開幕と同時に真っ先に気力消費量が大きい技を空振って、如何にして速攻で自キャラ側の気力ゲージをゼロにするかがハイスコアの肝となっている感があります。


…とまあ、そんな訳でこの『龍虎の拳2』でのスコアプレイにおいては、常に自キャラ側の「気力ゲージをゼロ(赤色状態)」で維持しながら削りダメージが最も少ない状態での必殺技をCOM相手にガードさせ続ける事が最重要ポイントとなります。あ、この『龍虎の拳2』では必殺技は相手にヒット以外にガードさせるだけでも同じだけのスコアが加算されるシステムなので、より多くの点効率を追求して行けばおのずとガードだけで相手の体力を削り取るのがベストとなります。

ですがどんなゲームシステムにもバグと言いますか裏技的なモノは存在する訳でして(笑)。一部の必殺技に関しては、気力ゲージがゼロの状態でコマンド入力を行うと、他の必殺技の様に性能劣化版の技が出るのでは無く、通常技に化けてしまうという謎仕様があります。具体的には「暫烈系の技」が該当し、「トラップショット(キング)」や「暫烈拳(極限流)」や「百裂拳(李白)」などがそれに該当します。

まあそれだけだったら良くある話なんですが、この「気力無し状態での暫烈拳」として発生させた通常技には本来の通常技とは異なる性能や属性が付与された特殊な通常技となるのです。なので「通常の通常技(笑)」とは区別するために「カス暫烈」とか「暫烈パンチ/百裂パンチ」などと呼んで区別します(トラップショットなら「カストラ」)。

それでタクマの場合、この「暫烈パンチ」なんですが、基本性能はほぼ通常の「立弱パンチ」と同じで与えるダメージも弱パンチと同程度なのですが…何と加算されるスコアは元ネタ?の暫烈拳のままで+1000点入ります。また基本的な性能や属性や通常技扱いとなっているため、この「暫烈パンチ」を他の必殺技でキャンセルして連続技として繋げる事も可能です!…とは言いつつも元々、このゲームには通常技をキャンセルしてコンボになる必殺技が皆無なので余り意味は無いんですが…(笑)。

しかしながらこの「暫烈パンチ」をさらに「暫烈パンチ」でキャンセルしたらどうなるのか?この場合、見た目上は「弱パンチ連打」を行っている様な状態になりますが、内部的には…

  • 暫烈パンチ(通常技扱いなのでキャンセル可能)⇒暫烈パンチ(キャンセル必殺技+通常技)⇒暫烈パンチ(キャンセル必殺技+通常技)...

~みたいな状態になっており、通常の連射装置を用いた「弱パンチ連打」よりもさらに高速で「暫烈パンチ連打」を行う事が可能になります。またその際には前述の通り、「暫烈パンチ」の1発1発がそれぞれ+1000点ずつスコアが加算されますので、一瞬にして+3000点が加算されます。相手と密着状態でスタートした場合、初弾を持続ヒットにする事が出来れば最大で4発まで連続ヒットさせる事が出来ます。


で、この「暫烈パンチ」を活用する事によってどうしてスコアの底上げが可能になるのかと言うと。単純なダメージ比での点効率だけで言えば、どんなにダメージが低くてもヒットさせる以上は必ず一定量以上のダメージを与えてしまう「暫烈パンチ」と、完全に気力ゼロにした状態での必殺技をガードさせた時の点効率とでは、当然ながら必殺技をガードさせた時の方が圧倒的にスコア自体は高くなる訳なのですが…?!

そもそもこの『龍虎の拳2』を始めとしたMVS系の格闘ゲームでは、1ラウンド辺りの制限時間が標準だと「60秒」になっている事がほとんどなんですね(『餓狼伝説』と『餓狼伝説2』は90秒、『ワールドヒーローズ.シリーズ』は99秒)。これがCAPCOM系の場合だと1ラウンド99秒になっているので、ストリートファイター.シリーズとかを普段からプレイし慣れていると、この60秒設定というのが非常に短く感じます。そして実際に短いので、ジャックの様に極端に火力が高くガードの上からでもゴリゴリと削りダメージを与える事が出来るキャラを除けば、例え体力ゲージが短い1面の相手であったとしても、必殺技のガード削りダメージのみで相手を時間内に倒し切る事が基本的には出来ないんです。

それだけだったらスコアプレイ的には特に問題無いんですが、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』などに代表される幾つかの格闘ゲームでは、例え自キャラ側がノーダメージでのパーフェクト状態でラウンドを終えたとしても、制限時間内に相手を完全に倒し切ってKOまで持って行けなかった場合にはクリア時のボーナス等が加算されないペナルティが存在するのです(パーフェクトボーナスが0点になる)。特にこの『龍虎の拳2』では体力ボーナスとパーフェクトボーナスが、3面毎のボーナスゲームで「体力鍛錬の行」を成功させる度に2万5000点、3万点、4万点~という風にどんどん増加して行きますので何が何でも相手を時間内に倒し切る事が必須となります。

例えばこれが初代の『餓狼伝説』や『ワールドヒーローズ』みたいに、1ラウンド内で稼げる技点が3万点とか8万点とかに対して、体力パーフェクトボーナスは+5000点しか加算されない~みたいなシステムだったら最初からガン無視して時間切れまで技をガードさせ続ける方が儲かるかと思いますが。龍虎2では現時点で最も点効率が高いキャラでも最高で1ラウンドで+9万点、通常は4万~5万点くらいしか稼げないため、万単位で加算される体力パーフェクトボーナスは決して無視出来ない数字となります。

このため、例えラウンドの開幕から1つの必殺技を連続入力し続けてCOMにガードさせ続ける事が出来たとしても、最後は必ず0秒になる直前の01秒の時点で相手をKOしないとならないため。ラウンドの最初に気力ゲージを減らす目的も兼ねて、まずは1発大きいのを意図的にCOM相手にヒットさせてある程度、COMの体力ゲージを削って置いてから本命の連続ガードのループへと移行するのがセオリーとなります。

しかし逆に言えばこの部分は必要経費と言うか、本来であればもっと儲かるはずだったのを敢えて捨てて、意図的に点効率を下げて火力の高い技をヒットさせてしまってる訳ですので、この部分を改善出来れば大幅なスコア更新が期待出来るという理屈になります。今まで「気力量:緑色」のダメージが大きいものの加算されるスコアは1発分の+1000強しかなかったモノを、「暫烈パンチ」を使って3ヒットのコンボにすれば、それだけで+3000点ですから2000点アップになります。


はい、もうお分かりかと思いますが。こうやって今まではラウンドクリア時のパーフェクトボーナスを得るため、仕方無く点効率を下げて余分なダメージを与えていた部分を、1発+1000点の「暫烈パンチ」に置き換える事によってラウンド毎の点効率が+5000点ずつくらい爆上がりするという寸法です。

まあ実際にはそれだけでは無く、どうやっても点効率の高い「虎煌拳」を絶対にガードしてくれないCOM相手に対して、代替品である「疾風脚」をガードさせるしかない場合。それを少しでも点効率を底上げするため、気力無しバージョンでは無くて徹底して気力有りバージョンの2ヒット版の方をガードさせ続けるために、如何にしてCOMの隙きを作って「気力溜め」を行うかと言った細かいパターンの練り直しも大きいと思いますが…何はともあれ徹底的にパターンを練り上げ絞り上げた結果だと思います。

P.S.
前回、『龍虎の拳2』の動画を投稿したのがもう10年近くも前の事で、その当時はあれでもかなり究極のプレイだと自画自賛気味だったのですが…(笑)。こうやって今、改めて研究し調査してみると、当時は全く見えて無かったモノが次々と新発見されて行き、攻略概念自体が根底から覆る事もしばしばでした。

とりあえずは基本キャラとも言えるタクマでやってみた訳ですが、思った以上の良い結果が出せて満足です。無論、コレを皮切りに他のキャラも新規に再攻略再研究して行くつもりです。とりあえずは最高得点キャラのキング、そしてお気に入りであるターナー氏と持ちキャラ?の李白竜、後はMr.ビッグかな…?

――― 2021年04月02日に追記修正しました。

SUPERマッスルボマー、カンストしました。

ここ2ヶ月ほどずっと『SUPERマッスルボマー』をやって来ましたが…実に呆気無い幕切れとなってしまいました…

SUPER MUSCLE BOMBER - M.BUDO:99999900pts.

Twitterなどで言ってた様に、ずっと "1億超え" を目指して攻略研究をやってましたので、まさかまさかのカウンターストップとは~という感じです。いや別にカンストが駄目という訳では無くて、当初の目標が「1億点を超える事」だったので、それが急に9999万点で打ち止めになってしまった事による喪失感と言いますか、当面の目標を見失ってしまった虚無感と言いますか…。まあとにかく拍子抜けしてしまったというのが正直な気持ちです。

これが最初からエンドレス周回するループゲームとかで、まだ誰も達成していない1000万オーバーのカンストを目指すぞ~という手合のモノであったのであればまた心持ちも全然違ったのですが。やはりカンストで何もかも止まってしまうというのは完全に想定外でしたので、虚を突かれた様な感じで一気にモチベーションが下がってしまいました。

無論、自分も古参ロートルゲーマーの端くれですので、カンスト自体は全く想像しなかった訳ではありませんが…Twitterなどでもちょいちょい語っている様に、そもそもこのゲームはプレイ中にコンボ点の表示が桁あふれ起こして変になる事は確認済みであり。またその場合でもちゃんと規則性再現性が完璧に担保されて、プレイ中の総スコア表示とゲームオーバー後のスコアランキング表示にも正しく加算された最終スコアが表示されるため、いつの間にか「表示桁数限界を超えた分のスコアはコンボ点と同じ様に記号英数文字に置換されてカウントが続行される」とばかり完全に思い込んでいました。

本来であればコンティニュープレイ等でも良いので、スコアを加算させ続けた場合に最終的にどうなるのかを要確認して置くべきだったのですが…前述の通り、コンボ点表示は問題無く継続される事に加えて、過去の似た様なゲーム~この場合は『バトルガレッガ』ですが、ガレッガでは同じ様にハイスコアが桁あふれを起こした場合にはABC~みたいに英数文字に置換されて表示され、それで正しくクリア後のハイスコアを読み解く事が出来るため、この『SUPERマッスルボマー』の場合も同じ様に処理されるのだろうという甘い見込みというか、いわゆる「捕らぬ狸の皮算用」をしてしまいました…!

まあ永パ発覚とかに比べればまだマシなのかもしれませんが、久々にかなり前のめりになって攻略研究を行っていただけに、実はもうとっくの前に点効率はオーバーしてしまって無駄なスコアの底上げを研究していました~みたいな感じになってしまった感は否めないので、やっぱり喪失感は大きいですね…。せっかくCPS2版の基板も購入してパターンが完成安定したら実地でスコアを更新しようと意気込んでいただけに、完全に目標を見失ってしまいました。

SUPER MUSCLE BOMBER - M.BUDO:CONTINUE.

とりあえず暫定版というか勢いのままに一応、カンスト達成&1cクリアの動画素材は撮影完了していますが…編集してYoutubeに完成品として投稿するのはかなり先になりそうです。何というか、やはりやる気が全く湧き上がりません。もうどうでもいいやって感じがしてます。

まあ何時もの事と言えばそうなんですが、その内にまたムクムクとやる気ゲージが溜まってくれればイイんですが。TOP争いをやってて大阪の人に負けた!~みたいな感じでも無いので、リベンジ心というかモチベーションが全く出て来ないのが問題です。

とりあえず心機一転、切り替えるためにも何かまた別の新しいゲームの攻略研究を始めるが一番、手っ取り早い様な気がするので。今はボチボチと何か心躍らせる様な新しいゲームは何かないものかと物色中ですが…ここは逆に初心に返るつもりで過去作を再研究するのもイイかもと思ってます。そうなるとCAPCOM系は当分、懲り懲りなので…やっぱ『龍虎の拳2』とか…(笑)?

SUPER MUSCLE BOMBER - Loser-and-Winner.

餓狼伝説 狼たちは眠らない…?

結構、手間取りましたが『餓狼伝説』のスコアプレイ動画です。


動画内では色々と"超常現象(笑)"が起きていますが、これはゲーム基板やゲームROMを改造したりハックしたりした訳では無く、完全に通常の市販の業務用MVS基板と正規品ROMカセットを用いて再現可能なプレイです。ただしそのためには基板から出力されている画面同期信号(シンクロ信号)とフレーム単位で完全に同期させた "30Hzシンクロ交互連射装置" と "SOCDを含む同時押しボタン" が必須となります。他にもより高い点効率を維持するために、"必殺技コマンド出力用のマクロ回路" が使われています。

このため事実上、通常のゲームセンター等での手動入力のみによるプレイではこの動画内の様なプレイは不可能ですが。逆に言えばROM改造などのハック行為は一切無くとも、純粋にレーバーとボタンの入力の組み合わせのみによって引き起こされる現象であり、これは必要な装置さえ用意出来れば誰でもどの様な環境下でも再現可能なプレイです。とりあえず「えびせん」や「グッディ」なら問題無いかと思います(笑)。

自分にとっては22年来の総決算と言いますか、昔とった杵柄みたいなモノですので、特におかしい所も無く淡々とプレイした結果なのですが。始めて見る人にとっては摩訶不思議な部分も多いかと思います。何か技術的な質問が有る場合はTwitterなどでお気軽にどうぞ。ただし最低限、ゲーム基板のシンクロ信号と交互連射装置の仕組みを理解出来ていないと、プレイ中の特にCOM反応の概要の理解が難しいかもしれません。


とりあえずこれで1つの形にはなりましたが…プレイ内容的にはまだまだ甘く、やってる最中には気付かなっかたたり見落としていた部分が、後から落ち着いて見返してみると色々と見えて来るものでして…まだこんなモノじゃ無いだろうと反省する事しきりです。

当初の予定では見本動画が完成したら、暫くは実機のMVSでの再現性が有るかどうかの検証を実際のゲーセン環境で実験し、あわよくばスコアの更新も狙おう等と考えていたのですが…。皆さん御存知の通り今は世間ではコロナ禍の嵐が吹き荒れており、特にゲームセンターは風俗営業店舗に連なる関係上、お上からのお達しには絶対に逆らえない業種業界でありますので。何というか一人のロートルゲーマーとしても成す術も無く憮然と立ち尽くすのみです…!

さらに追い打ちを掛けるかの如く、先日の総理会見では緊急事態宣言のさらなる更新が発表され、大方の人々が当初の目標としていた5月6日までの営業自粛期間が5月末日まで延長される事がほぼ確定となってしまいました。このため現時点でも多くの地方ゲームセンターが廃業に追い込まれていましたが、これによって営業再開の目処が立たなくなってしまい、さらに多くのゲームセンターが廃業へと追い込まれる事は必至です。

現時点ではスコア集計の継続には暗雲が立ち込めており、先行きは全く不透明で何も見えない状態となっていますが、果たして "業界" の今後はどうなって行くのでしょうか?何か大きく形を変えて生き残りを図るのか、それとも成り行きに身を任せて流れに飲まれるままに消え去って行く運命なのか…?

フフ…日本仕込みの骨法の味はどうだったかな

ゲーム日記: 餓狼伝説 宿命の闘い

という訳で『餓狼伝説』の進展報告です。ジョーに引き続きアンディでも当初の予定よりも大きく上回る事が出来て、最終的に120万超のスコアを出す事が出来ました。

Fatal Fury - ANDY

現在の暫定最終スコアが83万ですので、それを40万近く上回る事が出来たのは素直に嬉しいです。しかもこのスコア、以前から言ってる様にダックキング戦を完全に捨ててDraw無しの2上がりで即抜けするパターンでのスコアですので、詰めれば後7万点以上は上乗せ出来る計算になります。しかしながらこれも当初から言ってる通りで、このスコアを含めた「斬影拳を使ったパターン」でのスコア研究はこれで一先ず終了させます。

理由は色々ありますが、やはり現時点で既に数十万単位で最終スコアが大きく上回る事が判明している別のパターンが発覚している以上、安定度や難易度などを考慮しても敢えて低いパターンに固執する理由は無く、また自分もスコアラーの端くれである以上は「1点でもより高く」が矜持であるべきだと思うので、今後はより点数の高い「飛翔拳をガードさせるパターン」の研究に完全シフトします。


自分の経験則ではMAMEのMVS系ゲームの再現度は完全100%だと思うのですが、しかしスコアとして確定させるためには実機のMVSでの実践プレイが必須ですので、最終的にこれらのMAME上でのパターンが本当に実機MVSでも過不足無く100%通用するかどうかは未知数です。個々の現象面での再現性には何の問題も無いと思いますが、ネックになって来るのは "電パ" です…!

正確かつ詳細なMVS電パ理論を解説し出すとページが幾らあっても足りないくらいの文章量になってしまうので割愛しますが、要はMVS本体の電源を一旦、ON/OFFして再起動させた直後にゲームをプレイする事によって、通常はランダムになっているアイテム運やCOMキャラクターのR開幕の動きなどを固定化させてプレイの安定化を図り、引いていは点効率のUpも目論むというものです。

特にMVS系ゲームでは一部のタイトルを除き、ほぼ全ての格闘ゲームで攻撃時の互いの被与ダメージが完全固定化されているため、同じ技を毎回同じ様に食らう事によって完全パターン化して安定的にDrawやPERFECT勝利を得る事が可能になって来ます。古参のスコアラーならば『龍虎の拳2』のスコアプレイを見た事がある人も居るかもしれませんが、あんな感じで完全パターン化してDrawの山の築いて行くのがスコアの定石となります。

そこで問題となるのが「MAMEでの実機MVSの再現性」です。MAMEは非常に優れたアーケードゲームエミュレーターですが、やはり開発陣が基本的に欧米人であり非スコアラーであるため、再現度の再優先度が「見た目」や「音質」などに置かれており、我々の様なハイスコアガチ勢が最も気にする部分である「COMの反応の確率配分」や「起動時間によるランダム1面の決定確率」などには基本に無頓着なんですね。なのでMAMEでガチガチにパターンを作って最終スコアを更新し、よし!これで一気にゲーセンでも最終更新だ!~と意気込んで実機でプレイしたらいきなりパターンが崩れて意気消沈…というのは良くある話。

従ってこの『餓狼伝説』でもそういった "ハメ" を食らう可能性は十二分に有る訳なんですが…前述の通り自分の20年前の記憶と擦り合わせた結果、今のところは決定的にMAMEとMVS実機とでの相違点や違和感みたいなものを全く感じないので、恐らくは少なくともこの『餓狼伝説』に関してはMAMEでの再現性は100%ではないかと思っています。ですのでこの作り上げた "アンディ:122万パターン" を持って行けば今日明日にでもゲーセンでスコアが出せるはず!…と思いたいのですが、やはりこればっかりは実際に実機でプレイしてみない事には何とも言えない訳で…今現在は何と言うか非常にモヤモヤした気持ちで過ごしています(笑)。


あともう一つ問題というかクリアすべき課題がありまして…それは連射装置。とりあえず自分の場合、近場のグッディでやる事になると思うのですが。前回の『リングの王者』のスコアを出しに行った際に困ったというか苦労した事がありまして、それは連射装置が無かったと言う事でした。自分が『龍虎の拳2』をやっていた頃は装置の10個や20個くらい、即日で自作して持ち込むくらいの気力メーターMAX状態だったのですが…ここ数年はめっきり老け込んだせいか、細かい電子部品をハンダ付けして回路を自作するのが非常に億劫になりまして。出来れば避けたい。

それでも前回は店の奥から埃を被っていた連射装置を店長さんが掘り出して来てくれましたので、それを利用する事で何とか最終&理論値スコアを出す事が出来ました。しかしながらその連射装置も自分がスコアを出した直後に機能停止してしまい、何と言いますか「次回は連射装置を自作して持って来なければ」と思って店を後にしたものです。また連射装置だけでは無く、今回は必殺技を連続ガードさせるために「斬影拳」を高速で連発させるためのマクロ回路も必須となるので、30Hzシンクロ連射装置とマクロ回路を組み合わせた「餓狼伝説装置」なるモノを設計自作する必要があるのです。

そうなるとクリアするべき課題が山積みとなっていて、今週末に持ち込んですぐにスコア更新!~とはなかなか行かないのが現状です。一応、大昔に買い溜めしておいたICやら抵抗、コンデンサなどの部品はまだ大量にあるのですが、回路のコアとなるC-MOS回路は20年くらい前に買ったものなので、さすがに経年劣化しているのでは無いかと思われ…そうなると新規に必要なICを買いに行かないといけないのですが。今ってまだ秋葉原で普通にICは売ってるんですかね?何かTwitterとかでラジオデパートや部品街が閉店してしまった的な書き込みを見た様な記憶がありますが…?

まあまずはそこから始めていかないといけない訳でして、実際にゲーセンに行ってプレイが通用するかどうか確認する前にやるべき課題は多いです。

承太郎、873万で投了…!

承太郎、ようやく通りました…!

JOJO's Venture - JOTARO:8734200pts.

いや~長い様で短い様で、どうにかこうにか年内にクリアまで漕ぎ着ける事が出来ました。

リプが完成したのでこれから動画化に入りますが…予告通り4K動画にするためにソフト等をバージョンアップしたり、新しいコーデックを試して実験したりしないといけないので。さすがにこれらを1週間で完了させる事は困難なので、それに出来上がりを可能な限り最良のモノとしたいので、まあのんびりと時間をかけながらクオリティを高め様と思います。

P.S.
今後は他キャラも順次、4K動画化のための再リプ作りをやって行くつもりですが。とりあえず次は、新パターン導入で最も難易度が上がり苦戦すると思われるジョセフをやっていこうと思っています。